HTTP/3正式サポートの「curl」v8.5.0リリース
curlプロジェクトは現地時間2023年12月6日、curl バージョン8.5.0をリリースした。curlは各種プロトコルに対応したファイル転送ツールおよびライブラリーとして広く使われている。ダウンロードページからはソースコードやWindows、macOS、*BSD、各種Linuxディストリビューションなどのバイナリーファイルをダウンロードできる。本バージョンではいくつかの新機能と188を数えるバグを修正した。
curl バージョン8.5.0
公式ブログによれば本バージョンは、HTTP/3およびQUICプロトコルを実装するngtcp2を正式にサポートした。HTTP/3に関するコードは2019年代に取り込んでいたが、従来は異なるバックエンドを用いている。本バージョンはHTTP/3の実装ライブラリーであるnghttp3+ngtcp2を採用した。ただし、利用するにはTLSライブラリーの導入が必要なため、GnuTLSなど好みに応じてライブラリーを選択してからcurlを再ビルドしてほしい。なお、GnuTLS使用時はOSのCA証明書を検索するCURLSSLOPT_NATIVE_CAを使用できる。セキュリティやバグフィックスなどの修正点は本バージョンのChangelogを参照してほしい。
公式ブログによれば本バージョンは、HTTP/3およびQUICプロトコルを実装するngtcp2を正式にサポートした。HTTP/3に関するコードは2019年代に取り込んでいたが、従来は異なるバックエンドを用いている。本バージョンはHTTP/3の実装ライブラリーであるnghttp3+ngtcp2を採用した。ただし、利用するにはTLSライブラリーの導入が必要なため、GnuTLSなど好みに応じてライブラリーを選択してからcurlを再ビルドしてほしい。なお、GnuTLS使用時はOSのCA証明書を検索するCURLSSLOPT_NATIVE_CAを使用できる。セキュリティやバグフィックスなどの修正点は本バージョンのChangelogを参照してほしい。