「#ジュリーさんありがとう」ジャニーズ最後の日にトレンド入り 感謝の一方疑問も「被害者が浮かばれない」
故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け2023年10月17日から社名を「SMILE−UP.」に変更するジャニーズ事務所が、10月16日をもって「ジャニーズ事務所」の屋号を下ろすことを受け、事務所に関連するハッシュタグがX(旧ツイッター)でトレンド入りした。
「#ジュリーさんありがとう」とともに、藤島ジュリー景子前社長に対する感謝や同情の声がファンから上がる一方、このハッシュタグを疑問視する声も上がっている。
「#ジュリーさんありがとう」に対する賛否の声
ジャニー氏が1962年に創業したジャニーズ事務所が設立以来61年続いた屋号を下ろす最後の日を迎えた16日、Xでは「#ジュリーさんありがとう」「#ジャニーズ事務所ありがとう」のハッシュタグが日本のトレンド10位以内にランクインした。
ハッシュタグとともに、ファンは事務所に対する感謝をXに投稿。「出逢えたことに感謝しています」「沢山幸せにしてくれてありがとう」「常に笑顔と煌めきを与えてくれてありがとうございます」などの言葉が相次いだ。
「#ジュリーさんありがとう」では、ジュリー氏に対する感謝や同情の声がファンから上がった。「タレントを守ってくれてありがとう」「会社のトップがジュリーさんで良かった」などの声や、「ジュリーさんの改革はまだ半ばだったんだろうと思うと悔しすぎるよ」「くれぐれもお身体を大切にご自愛ください」などの声が寄せられている。
一方、「#ジュリーさんありがとう」のハッシュタグに疑問を呈する声もある。「経営層として最悪だと思う」「これが話題のツイートにあがってることが信じられない」「被害者が浮かばれない」などと、ジュリー氏に対する感謝に批判的な声が上がっている。
ジャニーズ事務所の外部専門家による再発防止特別チームが8月29日に公表した調査報告書によれば、ジュリー氏は93年に事務所に入社し、98年に取締役に就任。08年に一度代表取締役を辞任するも14年に再度就任した。ジャニー氏の死後、19年に事務所の社長になった。