ラツィオの鎌田大地【写真:Getty Images】

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交代後にチームは2失点で逆転負け

 イタリア1部ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地は、現地時間8月20日のリーグ開幕戦レッチェ戦にスタメンで移籍後デビュー。

 後半10分までプレーしたが、イタリアメディアでは大きなインパクトを残せなかったと採点されている。

 鎌田はイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」ではウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノとの対比で、スタメンの確率は30%という予想をされていた。しかし、実際にはマウリツィオ・サッリ監督によりスタメン出場。昨季限りでドイツのフランクフルトとの契約を満了して退団したものの新天地決定に時間を要し、8月4日に加入が決定してから2週間強だった。

 その中でチームは前半26分にFWチーロ・インモービレのゴールで先制。鎌田は後半10分にベシーノとの交代で退いたが、後半40分と同41分に連続ゴールを許して1-2の敗戦を喫した。

 イタリアのサッカー専門メディアは鎌田を「5.5点」と採点し「何回かペナルティーエリア内への進入はあったが、まだまだチームへ溶け込む必要があると示された」と評した。

 また、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」も鎌田を「5.5点」として「新加入選手で唯一スタメンに立ったのは大きな敬意の表れ。彼は重要な後継者だが、(退団した)セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチとは別の特徴を持つ選手。今夜それを見せることは成功しなかった」とした。

 短時間での2失点により開幕戦を落とすことになったラツィオだが、鎌田の順応も含めシーズンのリズムに乗ることが期待される。(FOOTBALL ZONE編集部)