クルマに付いてる「謎の温泉マーク」の役割は? 似てる絵柄には違いがあった! いつ使うもの?
デフロスターとデフォッガーはどう違うの?
クルマを運転しているとガラスが曇ることがあります。
とくにフロントガラスが曇ると運転に影響が出ますが、ガラスの曇を取るにはどうすれば良いのでしょうか。
雨の日などの湿度の高い日や車内外の温度差でガラスが曇る時に有効なのが「デフロスター」や「リアデフォッガー」です。
【画像】これは「温泉マーク」ではない! 実は超役立つ機能だった? 使い方を画像で見る!(12枚)
今のクルマはオートエアコンが主流となり、エアコンを常時稼働していてもガラスが曇ることは十分にあります。
そんなときに役立つのが、デフロスターとデフォッガーで、このボタンを押すとガラスの曇りをすばやく除去することが可能です。
デフロスター(defroster) は、英語で「氷や霜を除去するヒーター」の意味で、霜を取り除くこと全般を指し、クルマにおいては主に窓の曇りを除去することをいいます。
エアコンパネルに窓の形をした扇状の枠に、温泉のマークのような3つの波状の線が入っているものがデフロスターのボタンです。
オンにすると、乾燥した温風がガラスにあたることによって、曇りを除去する仕組みになっています。
エアコンを併用することで曇りを早く除去できますが、車種によっては手動で切り替える必要があるため、A/Cボタンがオンになっているか確認するといいかもしれません。
また、設定温度が低いと効果が発揮されにくいので、温度を高めに設定することで、より曇りが早く除去されます。
では…「デフォッガー」はどのような機能なの?
次にデフォッガー (defogger) ですが、英語で「結露を取り除くもの」を意味し、クルマでは霜や結露を取り除く装置を指します。
エアコンパネルに四角の形状の枠に、温泉のマークのような3つの波状の線が入っているものがデフォッガーです。
デフォッガーは、クルマのガラスに熱線プリント基板を貼り付けたもので、ほとんどのクルマはリアガラスに装備されており、一部のクルマなどではフロントガラスやドアミラーに装備されていることもあります。
熱線を温めることによってガラスの温度が上がり、曇りや霜を除去する仕組みです。
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また、車内を曇らせないコツとしては「ガラスをキレイな状態に保つ」「車内に極力、雨などの水分を持ち込まない」ことを徹底するだけでも随分と違ってきます。