登山中に行方不明の58歳男性 6日ぶりに沢で発見 縦走中に足をけがも命に別状なし=静岡県警
滋賀県から浜松市天竜区に登山に訪れたまま、行方が分からなくなっていた男性が6日ぶりに発見され、救助されました。男性は左足首にけがをしていましたが、命に別状はないということです。
救助されたのは、滋賀県大津市に住む会社員の男性(58)です。男性は7月30日午前5時頃、家族に「浜松市天竜区水窪町戸中山林道ゲートから登山に行く」と伝え、出かけていましたが、帰宅予定の8月2日になっても戻ってこなかったことから、家族が滋賀県警に届け出ました。
滋賀県警から連絡を受けた静岡県警は3日から、消防や男性が所属していた山岳団体とともに捜索を続けてきましたが、自宅を出発してから6日後の5日正午過ぎ、川根本町千頭の沢で左足首にけがをして、動けなくなっている男性を発見。静岡市消防局のヘリコプターに救助され、病院に運ばれました。男性は足にけがをしていますが、命に別状はないということです。
警察によりますと、男性は山頂から下山せず、尾根を伝って、いくつもの山々を歩く縦走をしていたとみられています。男性は登山届も提出していて、登山用の装備を身に着けていました。