小学生時代の挫折を回想した堂安。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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『ABEMA』の新番組「新R25『〇〇力〜仕事がなくならない“隠れ”スキル〜』」が、フライブルクに所属する日本代表MF堂安律の「言語化力」について特集している。

 その番組内で紹介された、サッカーをやっている子どもたちを対象にした講演会で、堂安は小学4年生の時にセレッソ大阪のセレクションに落ちた経験を「一番大きな壁で悔しかった」と振り返っている。

「とくに悔しかったのは、俺の知り合いがセレッソに受かって、俺が落ちた。一番わかりやすい負け、敗北をして、イライラしたし、なんで俺じゃないねんって思った」

 MCを務めた兄の堂安憂から「その時って、落ち込んだ?」と訊かれると、「落ち込んだというより、ムカついてた。なんで俺じゃないねんって思って」と返し、「どんな思いでサッか―をしていたか?」との質問には、こう答えている。

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「ひとつだけで、セレッソを見返す。小4の時に落ちたから、小6でジュニアユースに上がる時にセレッソに声を掛けてもらうのを目標にして、絶対にセレッソを見返す。3年間はその思いだけだった。目標が明確になって、俺を落とした人を絶対に見返してやる。そういう負けず嫌いはめちゃくちゃある」

 実際に、C大阪から声が掛かったものの、「話は来たけど、すぐ断った」という。強気なレフティは、セレッソのライバルであるガンバ大阪のジュニアユースに入団。その後の活躍は周知の通りだ。

 小学生ながら、セレクションの落選という挫折が、小さくないモチベーションになったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部