全長30cmほどの巨大なビッグコアMk-IIIがワンフェス2023[夏]の会場に登場したので懐かしの呪文「ううまま……」を唱えざるを得ない
2023年7月30日に幕張メッセで開催された立体物イベント「ワンダーフェスティバル2023[夏]」では、美少女やクリーチャーなどのガレージキットが多く販売されており、中にはシューティングゲームに登場する架空の戦闘機やロボットのキットも存在します。会場内をウロウロしていたところ、人気シューティングゲーム「グラディウス」シリーズに登場するボス「ビッグコアMk-III」の全長30cmを超えるキットを見かけたので、パシャパシャと写真を撮ってきました。
https://wonfes.jp/
ブース番号4-22-06の「三毛労」にやってきました。シューティングゲームの自機がずらっと並んでいます。
その右端に展示されていたのが、ビッグコアMk-IIIの組立式レジンキットの見本。全長は30cmくらいあるとのこと。とにかくインパクトは絶大で、近くを通る人も思わず「うお……でかっ」と声を挙げていました。ビッグコアMk-IIIの原型製作は猫屋敷さん、展示見本制作はあぶサンさんです。ビッグコアMk-IIIの価格は3万円でしたが、ブース訪問時はすでに完売となっていました。
ビッグコアMk-IIIは1989年に発表された「グラディウスIII 伝説から神話へ」のステージ3で登場するボスです。中央にある3つの青いコアを破壊すれば倒せますが、そのためには各コアの前にある4枚のオレンジ色のバリアを破壊しなければなりません。展示見本のコアとバリアの輝きを見ていると、思わずスプレッドボムをぶつけたくなりました。
しかも、ビッグコアMk-IIIは上下にある放題から太いレーザーを、さらにその内側を跳ね返るような反射レーザーを発射します。この反射レーザーの位置は発射されるごとにずれがあり、発射パターンを覚えていなければ簡単にやられてしまうため、ビッグコアMk-IIIは初見プレイヤーにとってかなりの難敵。細いモールドでディテールもしっかりと再現されており、美しいシルバーの本体が醸し出す存在感が、クリアできなかった時の悔しさを呼び起こします。
このパターンを覚えるために生み出された呪文が「ううまま うままう うまう うままう」です。「う」は後ろ、「ま」は前で、前後に自機を動かしながら反射レーザーを回避するというわけです。覚えてしまえば時間経過による自滅まで待てるので、よく考えるとそこまで悔しくはありませんでした。
なお、実際にビッグコアMk-IIIを攻略する様子は以下のムービーで見ることができます。
Big-core mk-III - YouTube
そんなビッグコアMk-IIIの横に展示されていたのが、「グラディウス」シリーズの自機でおなじみのビックバイパー。ただし、PLUMの「1/144ビックバイパー ver.グラディウスII」の作例とのことなので、ビッグコアMk-IIIと戦ったバージョンのビックバイパーではありません。このビックバイパーの制作は、とびぶたさんです。
ビックバイパーと並んで展示されていたのが、「グラディウス外伝」に登場するファルシオンβ(原型製作:猫屋敷さん、展示見本制作:とびぶたさん)、ジェイドナイト(原型製作:猫屋敷さん、展示見本制作:あぶサンさん)、ロードブリティッシュ(原型製作:猫屋敷さん、展示見本制作:あぶサンさん)。価格はいずれも5000円でした。
また、ビッグコアMk-IIIと一緒にワンフェス2023[夏]の新作として展示されていたのが、「イメージファイトII」の自機であり「R-TYPE FINAL」にも登場したOF-3 ガルーダのレジンキット。原型制作は猫屋敷さんで、展示見本制作はあぶサンさんです。
OF・フォース。本体部分はオレンジ色のクリアレジン製で、砲塔部分も細かく作り込まれています。OF-3 ガルーダの価格は1万5000円でした。なお、「イメージファイトII」はタイトル通り、まずは模擬ステージをプレイさせてもらえるという非常に親切な設計なので、遊んだことない人はぜひプレイしてみてください。