Thunderbirdの新ロゴが発表、合わせてiOS版アプリの開発も発表される
人気メールクライアントのThunderbirdが、新しいロゴを発表しました。さらに、iOSアプリ版のThunderbirdの開発も発表しています。
Introducing The Brand New Thunderbird Logo!
https://blog.thunderbird.net/2023/05/introducing-the-brand-new-thunderbird-logo/
オープンソースソフトウェアのThunderbirdは財務を支える寄付者の数が2022年に急増しており、前年比で2倍以上の寄付金を集めることに成功しています。そのため、Thunderbirdの開発チームでプロダクトマネージャーを務めるRyan Sipes氏は、「Thunderbirdが復活を遂げていることは周知の事実です。私たちのプロジェクトは新たな目的意識と共に成長しており、ユーザーおよびコントリビューターのコミュニティ、そしてコアチームから活気に満ちたエネルギーが湧き出ているのがわかります 」と述べました。
Thunderbirdのバージョン1.0がリリースされたのは2004年12月のことで、リリースから約19年の時間が経過していますが、この中でThunderbirdのロゴも小さな変更が繰り返し加えられてきました。しかし、Thunderbirdはより現代的なメールクライアントに進化しており、現状にふさわしい新しいロゴが必要であるとして、Thunderbirdの新しいロゴを作成したとSipes氏は説明しています。
ThunderbirdはウェブブラウザのFirefoxと同じMozillaが開発したソフトウェアで、最初のロゴもデザイナーのJon Hicks氏がデザインしたものでした。このルーツも踏まえ、新しいロゴをデザインしたそうです。
左がmacOS&iOS向けの新ロゴで、右がWindows&Linux向けの新ロゴ。Sipes氏は「今後の開発ロードマップに、ThunderbirdのiOS版を正式に追加しました。これについては2023年末にかけて具体的なニュースが発表されることになると思います」と記し、ThunderbirdのiOS版アプリの開発がスタートしたことを明かしています。
左がAndroid向けの新ロゴで、右がAndroidのアダプティブアイコンで利用できる新ロゴ。
Androidで新ロゴがどんな風に見えるかは、以下のスクリーンショットを見ればわかります。
Thunderbirdの新ロゴは2023年夏にリリースを予定しているThunderbird 115(開発コードSupernova)に組み込まれる予定。
「Supernova」の詳細は以下の記事にまとめられています。
Thunderbirdがカレンダーのデザインを刷新する最新アップデート「Supernova」を発表 - GIGAZINE
さらに今後数カ月で、ウェブサイトのデザインを段階的に変更し、さまざまなソーシャルメディアやコミュニケーションプラットフォーム上でのロゴも変更していく予定であると説明しています。