東京株式(前引け)=反落、米株安でセンチメント悪化

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 26日前引けの日経平均株価は前営業日比150円99銭安の2万8469円08銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億15万株、売買代金概算は1兆2463億円。値上がり銘柄数は381、対して値下がり銘柄数は1393、変わらずは61銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米株安を受けて主力株をはじめ広範囲にリスク回避目的の売りが広がり、日経平均株価は下値を試す展開となった。大手金融株や半導体関連の主力銘柄が売られたことで、全体市場のセンチメントが悪化している。外国為替市場でドル安・円高が進んでいることも嫌気された。米大手ハイテク株が決算を好感して時間外で買われたことを受け、一時下げ渋る動きをみせたものの買いは続かない状況となっている。値下がり銘柄数は1400近くに達し、プライム市場全体の76%を占めている。

 個別では売買代金断トツのレーザーテック<6920.T>が大幅安に売られたほか、日本製鉄<5401.T>も大商いで下値模索。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクの下げも目立つ。シマノ<7309.T>が急落、日立製作所<6501.T>も安い。新日本科学<2395.T>、アイスタイル<3660.T>などの下げも目立つ。半面、アサヒグループホールディングス<2502.T>が高く、JR東日本<9020.T>も堅調。JNSホールディングス<3627.T>、ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>が値を飛ばした。明星工業<1976.T>も高い。

出所:MINKABU PRESS