大分県の学校給食で大ブーム!謎の「トリニータ丼」の正体を探ってみた!作ってみた!タレが激うま♪
以前、大分の隠れた名物料理「ニラ豚」を記事にして紹介したことがあります。執筆にあたり、大分に住む友人に「ニラ豚」の知名度調査を行ったのですが、ちょっと気になる返答が。なんでも、「ニラ豚は確かに流行っているけど、トリニータ丼も忘れちゃいけない。子どもに大ブームなのはトリニータ丼。だって、学校給食の大人気メニューなんだから」と。これは気になる~。ということで、その正体を探ってみることにしました…!
【大分県民の熱愛グルメ】「ニラ豚」作ってみた!地元でバカ売れなタレがあれば即お店の味♡【ケンミンショー】
思いがけず知ることとなった、謎の給食メニュー「トリニータ丼」。
インターネットで検索したところ、「公益財団法人 大分県学校給食会」のホームページでレシピが紹介されていました。
そちらを参考にしながら、まずは実際に調理!そこからトリニータ丼の正体を探っていこうと思います。
大分で人気の給食「トリニータ丼」の材料はこちら!
【材料】(3人分)
鶏もも肉…180g
ニラ…6本
にんにく…1かけ
しょうが…1/3かけ
塩…1つまみ弱
こしょう…1振り
酒…小さじ1強
片栗粉… 大さじ2と1/2
揚げ油…適量
(A)
・三温糖…大さじ1
・濃口しょうゆ…大さじ1と1/3
・豆板醤…小さじ1/2
・酒…小さじ1弱
・ゴマ油…小さじ1/2
・みりん…小さじ1弱
・水…大さじ1
「公益財団法人 大分県学校給食会」に掲載のレシピを参考に、夫婦と子ども(3歳)の夕飯として、3人分の分量を考えてみました。
メインは鶏もも肉とニラ。どちらも大分県ではなじみ深い食材です。
むむ、食材はシンプルですが、調味料(A)はなかなか凝っていますね。
今回は、にんにくとしょうがはチューブタイプ、三温糖は甜菜糖に変更します。
【作り方】
1.ニラは2㎝程度に切り、しょうがとにんにくはすりおろします。
鶏肉は1.5~2㎝角に切り、塩、こしょう、酒、にんにく、しょうがで下味をつけます。
2.下味をつけた鶏肉に片栗粉をまぶし、170℃の油で揚げます。
3.小鍋に(A)を入れて煮立てます。わたしは弱めの中火で調理してみましたが、煮詰まりやすいようなのでご注意ください!
ニラを加え、再度煮立ったら火を止めます。
4.2を3に入れ、煮絡めます。こちらも弱めの中火で調理してみました。
5.ご飯にのせたら完成です!
大分で人気の給食「トリニータ丼」の正体とは?
これは…!ニラの入った甘辛タレを絡めた、唐揚げ丼です。
以前執筆した「ニラ豚」の記事中にも書きましたが、実は大分県はニラの産地。そして、大分県のソウルフードと言えば唐揚げ。この2つを合体させた料理が「トリニータ丼」なのでした。
甘辛いタレがニラと唐揚げに絡んで、子どもたちに人気があるのもうなずける、幸せ~な味です。もっとニラが多くても、パクパク食べられそう。温泉卵をのせてもよさそうです。
レシピは給食用なので、1人分の量は少なめです。夫婦と子ども(3歳)、3人分の夕食として作りましたが、おなかいっぱい食べるなら、さらに倍量を作ってもよいかもしれません。
「トリニータ丼」の由来とは?
さらにインターネットで調べると、2009年に「トリニータ丼」を紹介している記事を見つけました。
こちらの記事によると、やはり名前の由来は大分が誇るサッカーチーム「大分トリニータ」。
そもそも大分トリニータは英語の「トリニティ」に由来し、三位一体という意味があるのだそう。「トリニティ・おおいた」が縮まって「トリニータ」になったんですね。そこには県民・企業・行政でチームを育てていこう、との思いが込められているんですって。
三位一体が由来なら、鶏肉とニラの他に野菜をもう一種類使うなどして、3つの食材で作ったほうがトリニータ感が出るのでは…?と思っていたところ、名前の由来に続きがありました。
なんでも、大分県の特産である鶏肉とニラを使おう、ということで開発されたメニューなので、地元のヒーローである大分トリニータとかけて、「鶏ニラ丼(とりニラどん)」→「トリニータ丼」と命名されたのだそうです。まさかのダジャレ!3つめの食材が入り込む隙がない名前だったのですね。
※「鶏煮た丼(とりにたどん)」→「トリニータ丼」の説もあります。
「トリニータ丼」発祥の地は、大分市立滝尾小学校とのこと。今では、大分県各地の給食で「トリニータ丼」が提供されています。鶏もも肉とニラを使用する点は同じなのですが、地域によっては調味料をアレンジしたり、タレにとろみをつけたりしているようです。
たとえば城下カレイで有名な日出町では、調味料に豆板醤だけでなく甜麺醤も使われています。より濃厚な甘辛味が楽しめそうですね。
調査の結果、大分で人気の謎の給食「トリニータ丼」の正体は、鶏のから揚げとニラを甘辛タレで和えた、から揚げ丼だということがわかりました。唐揚げと甘辛タレのおかげで、ニラをパクパク食べられます。お野菜嫌いのお子さまにもおすすめできそうです!
謎が解けてすっきり!ぜひぜひ、ご家庭でも試してみてくださいね。ごちそうさまでした~。
<参考文献>
WEB
・「公益財団法人 大分県学校給食会」http://www.oita-kenkyu.jp/jigyo/recipe/detail.html?id=202006091652103758
・「The・おおいた」(2009年9月16日 ウワサのトリニータ丼)https://theoita.com/blog/1684/
・「大分トリニータ」https://www.oita-trinita.co.jp/club/
・「日出町」(こどもレシピ「給食で人気!トリニータ丼」)https://www.town.hiji.lg.jp/iryo_kenko_fukushi/kenko_iryo/kenkozukuri/2/2/1618.html
・「朝日新聞デジタル」(チキンチキン 大好き給食)https://www.asahi.com/articles/ASP9N6TPKP9JTZNB009.html
【大分県民の熱愛グルメ】「ニラ豚」作ってみた!地元でバカ売れなタレがあれば即お店の味♡【ケンミンショー】
思いがけず知ることとなった、謎の給食メニュー「トリニータ丼」。
インターネットで検索したところ、「公益財団法人 大分県学校給食会」のホームページでレシピが紹介されていました。
そちらを参考にしながら、まずは実際に調理!そこからトリニータ丼の正体を探っていこうと思います。
大分で人気の給食「トリニータ丼」の材料はこちら!
【材料】(3人分)
鶏もも肉…180g
ニラ…6本
にんにく…1かけ
しょうが…1/3かけ
塩…1つまみ弱
こしょう…1振り
酒…小さじ1強
片栗粉… 大さじ2と1/2
揚げ油…適量
(A)
・三温糖…大さじ1
・濃口しょうゆ…大さじ1と1/3
・豆板醤…小さじ1/2
・酒…小さじ1弱
・ゴマ油…小さじ1/2
・みりん…小さじ1弱
・水…大さじ1
「公益財団法人 大分県学校給食会」に掲載のレシピを参考に、夫婦と子ども(3歳)の夕飯として、3人分の分量を考えてみました。
メインは鶏もも肉とニラ。どちらも大分県ではなじみ深い食材です。
むむ、食材はシンプルですが、調味料(A)はなかなか凝っていますね。
今回は、にんにくとしょうがはチューブタイプ、三温糖は甜菜糖に変更します。
【作り方】
1.ニラは2㎝程度に切り、しょうがとにんにくはすりおろします。
鶏肉は1.5~2㎝角に切り、塩、こしょう、酒、にんにく、しょうがで下味をつけます。
2.下味をつけた鶏肉に片栗粉をまぶし、170℃の油で揚げます。
3.小鍋に(A)を入れて煮立てます。わたしは弱めの中火で調理してみましたが、煮詰まりやすいようなのでご注意ください!
ニラを加え、再度煮立ったら火を止めます。
4.2を3に入れ、煮絡めます。こちらも弱めの中火で調理してみました。
5.ご飯にのせたら完成です!
大分で人気の給食「トリニータ丼」の正体とは?
これは…!ニラの入った甘辛タレを絡めた、唐揚げ丼です。
以前執筆した「ニラ豚」の記事中にも書きましたが、実は大分県はニラの産地。そして、大分県のソウルフードと言えば唐揚げ。この2つを合体させた料理が「トリニータ丼」なのでした。
甘辛いタレがニラと唐揚げに絡んで、子どもたちに人気があるのもうなずける、幸せ~な味です。もっとニラが多くても、パクパク食べられそう。温泉卵をのせてもよさそうです。
レシピは給食用なので、1人分の量は少なめです。夫婦と子ども(3歳)、3人分の夕食として作りましたが、おなかいっぱい食べるなら、さらに倍量を作ってもよいかもしれません。
「トリニータ丼」の由来とは?
さらにインターネットで調べると、2009年に「トリニータ丼」を紹介している記事を見つけました。
こちらの記事によると、やはり名前の由来は大分が誇るサッカーチーム「大分トリニータ」。
そもそも大分トリニータは英語の「トリニティ」に由来し、三位一体という意味があるのだそう。「トリニティ・おおいた」が縮まって「トリニータ」になったんですね。そこには県民・企業・行政でチームを育てていこう、との思いが込められているんですって。
三位一体が由来なら、鶏肉とニラの他に野菜をもう一種類使うなどして、3つの食材で作ったほうがトリニータ感が出るのでは…?と思っていたところ、名前の由来に続きがありました。
なんでも、大分県の特産である鶏肉とニラを使おう、ということで開発されたメニューなので、地元のヒーローである大分トリニータとかけて、「鶏ニラ丼(とりニラどん)」→「トリニータ丼」と命名されたのだそうです。まさかのダジャレ!3つめの食材が入り込む隙がない名前だったのですね。
※「鶏煮た丼(とりにたどん)」→「トリニータ丼」の説もあります。
「トリニータ丼」発祥の地は、大分市立滝尾小学校とのこと。今では、大分県各地の給食で「トリニータ丼」が提供されています。鶏もも肉とニラを使用する点は同じなのですが、地域によっては調味料をアレンジしたり、タレにとろみをつけたりしているようです。
たとえば城下カレイで有名な日出町では、調味料に豆板醤だけでなく甜麺醤も使われています。より濃厚な甘辛味が楽しめそうですね。
調査の結果、大分で人気の謎の給食「トリニータ丼」の正体は、鶏のから揚げとニラを甘辛タレで和えた、から揚げ丼だということがわかりました。唐揚げと甘辛タレのおかげで、ニラをパクパク食べられます。お野菜嫌いのお子さまにもおすすめできそうです!
謎が解けてすっきり!ぜひぜひ、ご家庭でも試してみてくださいね。ごちそうさまでした~。
<参考文献>
WEB
・「公益財団法人 大分県学校給食会」http://www.oita-kenkyu.jp/jigyo/recipe/detail.html?id=202006091652103758
・「The・おおいた」(2009年9月16日 ウワサのトリニータ丼)https://theoita.com/blog/1684/
・「大分トリニータ」https://www.oita-trinita.co.jp/club/
・「日出町」(こどもレシピ「給食で人気!トリニータ丼」)https://www.town.hiji.lg.jp/iryo_kenko_fukushi/kenko_iryo/kenkozukuri/2/2/1618.html
・「朝日新聞デジタル」(チキンチキン 大好き給食)https://www.asahi.com/articles/ASP9N6TPKP9JTZNB009.html