【青髪のテツ】「キャベツの”外葉”と”芯”捨てるの、ちょ待てよ(キムタク風)」栄養の宝庫です!おすすめの食べ方は…
こんにちは、スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。みなさん、キャベツを調理するとき、「外葉」と「芯」をまるっと捨ててませんか?それ、超超超モッタイナイ~。実は、外葉にはビタミンC、芯にはミネラルがぎっしり!また、外葉は食感、芯は甘みの面でも優れているので、工夫すればお宝食材に変身するんですよ。というわけで、捨てられがちな部位の食べ方講座、スタートです♪
「外葉」は食感良し!栄養良し!の優秀食材
キャベツの外葉は流通の過程で傷つくことも多いので、まるっと剥いで捨ててしまう人も多いと思います。
枯れていたり、極端に汚れたりしているなら捨てた方が良いですが、きれいな部分まで捨てるのはかなりモッタイナイですよ!
土や農薬が気になる…という人もいるかもしれませんが、水で良く洗えば問題ありません。
外葉はもっとも太陽の光を浴びている部位なので栄養が豊富。特にビタミンCは最も含有量が多い部位なんです。
青臭さがあって硬いので、敬遠する人も多い部位ですが、炒めるとシャキシャキ感が出て、食感がアップします。
なので…焼きそばや野菜炒めに使うのがおすすめです!
歯ごたえのある外葉は、太麺の焼きそばにピッタリ!
「芯」は栄養豊富で糖度も高い!?
普通は捨ててしまう芯も、実は食べることができます。
芯にはカルシウム、カリウム、リン、マグネシウムなどのミネラル分が葉の倍以上含まれていて、栄養たっぷり。また、糖度が非常に高い部位でもあります。
ただ、根元に近い茶色の部分は臭みが強く、食べにくいので、除いた方が良いでしょう。芯の白い部分も、そのままだと硬くて食べにくいです。
なので…細かく刻んで、炒めものやスープに混ぜて使うのがおすすめ!
餃子の具に混ぜ込んでも、甘みが出ておいしいですよ。
刻んだ芯と玉ねぎのコンソメスープ。自然な甘さを感じられてとってもおいしいですよ。
「内葉」「中心葉」のおすすめレシピは…
外葉と芯以外にも、部位によっておすすめの食べ方が微妙に違うので紹介します。
内葉は、クセが少なくどんな料理にも使いやすい部位です。サラダや炒めものにも向きますし、外葉のように青臭さがないので、煮物にしてもおいしいです。
内葉のポトフ。煮込むとほろほろになって、スープの旨味をたっぷり吸ってくれます。
中心葉は、甘みが強く柔らかい部分です。サラダなどの生食には最適!また、その甘みを活かしてスープに入れるのもおすすめです。
中心葉の千切りサラダ。まったくクセがなく、無限に食べられます(笑)。
以上、キャベツの部位別のおすすめレシピでした。
いまは柔らかい食感が売りの「春キャベツ」がおいしい季節。夏~秋にかけては、ずっしり甘い「高原キャベツ」が出てきて、冬にはこれまた甘い「冬キャベツ」が流通します。
このようにキャベツは年中手に入る食卓の心強い味方ですが、レシピごとに部位を使い分ければ、さらにおいしく食べられますよ。ぜひ参考にしてくださいね~!