災害時に備えて「近所付き合い」をする人も? 東京在住者1000人に聞いた「家庭の防災対策」トップ10発表
3月11日は「防災意識を育てる日」として認定された日です。東日本大震災の発生から12年を迎え、改めて防災対策を見直そうと考えている人も多いと思いますが、都市部に住む人が家庭でどんな備えや取り組みをしているのかを知ることは、備えを見直す際の参考になるかもしれません。中古住宅購入とリノベーションのワンストップサービスを提供するgroove agent(グルーブエージェント、東京都港区)が、「家庭の防災対策」について調査を実施。その結果を発表しました。
圧倒的トップは「食料などの備蓄」
調査は2023年3月、東京都在住の30〜50代の男女を対象に、インターネット上で実施。1000人から有効回答を得ています。
防災関連で「普段取り組んでいること」について聞いたところ(複数回答)、圧倒的トップは「食料などの備蓄」で、506票を集めました。いざというときの“基本の備え”として、食料を備蓄している人が多いことがうかがえます。
次いで、「非常用持ち出しバッグの準備」(339票)、「家族と安否確認方法や待ち合わせ場所を話し合っている」(221票)、「家具の固定を徹底している」(181票)などが上位となりました。また、「災害時助け合えるよう近所付き合い」の回答も58票を集め、ご近所同士の関わりが薄いといわれがちな都市部において、緊急時に備えたコミュニケーションを意識している人もいるようです。
調査結果を受けて、同社は「防災面に関しては、ハザードマップの確認はもちろん、過去にどんな土地であったのかなどを細部にわたるまできちんと確認し、情報を開示してくれる仲介担当者が望ましいでしょう」とコメントを寄せています。