名物“炭炙り鮨”のインパクトに驚く、注目の海鮮酒場！
和食や洋食、中華などあらゆる食のジャンルが楽しめる酒場が揃う街・渋谷。
その中でも、なぜか渋谷には昔から、“海鮮系のつまみがウリの酒場”が多いとの噂が。
そして最近、並木橋に「海鮮が美味しく、飲み会には最高！」と評判の店ができたという。
ビルの階段を上った、アンティークな木の扉を開いた先には、若き名店があった！
◆
※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
居酒屋以上割烹未満の“渋谷スタイル”を堪能！
木の天井を配した古民家のような佇まいと、オープンキッチンの組み合わせがユニークな店内。メインの長いカウンターの他、ドリンクバーのような小さなサブカウンターや、L字型になった個室カウンターも完備する
渋谷らしいセンスを感じる「改装した古民家」をテーマに設えたカウンター
噂を聞きつけ、編集・岸田が恐る恐る上ったのは、「本当にこんなところに人気店が！？」という地味な雑居ビルの階段。
たどり着いた先には、大正時代のアンティークの扉が待っていた。このギャップはすでにいい店の予感しかない。
店内は古民家をリノベーションしたような居心地のいい空間で「落ち着きますねぇ」と、岸田もリラックスして笑顔に。
もくもくと立ち上る煙と音に、歓声が上がる渾身の名物！
シグネチャーの「炭炙りさば棒鮨」2貫500円。
シャリは赤酢で仕立てているので、焼いたサバのインパクトにも負けていない。
この日の「おまかせ3点盛り」1,350円（1人前）はシマアジの炭たたき、真鯛、縞エビ
店主の御幸佑亮さんは、『魚真』や『魚まみれ眞吉』といった渋谷が誇る海鮮酒場で働いたことがきっかけで、接客業の楽しさに目覚めた。
その後、2019年に恵比寿に『魚見茶寮』を開業。このたび、2号店という形で念願だった渋谷に『うゆう』をオープンさせた。
1号店がコースなのに対して、同店は気軽なアラカルトスタイル。
お通しから心をつかまれた！
お酒が進む「豆皿6種盛り」550円。黒ばい貝の旨煮、アサリだしのスープ、芝エビの唐揚げ、クエ味噌など
まずは手の込んだ豆皿6種に「大人の酒場ですね」と岸田もテンションが上がる。
スペシャリテの棒鮨は、肉厚のサバを炭火で炙るパフォーマンスが圧巻で「食欲をそそる香り！」と大興奮。
「蒸し鮑と生うにのぜいたく鮨」1,250円。
ゴロリとのったアワビに絡むのは肝ソース。仕上げにうにをのせた日本酒がピッタリの逸品。
皮を特注した「特製海老わんたん」（350円）は、餡にエビと黒豚を混ぜている。
愛らしいコロッケもカニたっぷり！
「蟹くりーむコロッケ」（450円）は、オリジナルの紙袋に入って登場。
中にはカニがぎっしり入り、鹿児島の甘口ソースでいただく。
クラフトビールも日替わりで楽しい！
柑橘系が豊かに香る「ライディーン IPA」、ダブルドライホッピングを施した「ピルピルヘビー2ndインパクト」など、国内のクラフトビールが7〜8種そろう。1,000円〜。
◆
溜まりに溜まった仕事のことはしばし忘れ、旨い魚と酒で癒やしのひとときを過ごした岸田であった。
右から、スタッフの小日向 望さん、店主の御幸さん、料理長の加茂友太さん、店長の本光 廉さん。
個性的な制服は、元アパレルデザイナーの本光さんが手掛けている。
駅からは近いが、再開発に取り残されたレトロなビルの2階にある。
趣のある木の扉が店への期待を高めてくれる。
体験したのは渋谷育ちの岸田！
小学校から大学まで渋谷にある学校に通い、渋谷をこよなく愛する32歳。
進化を止めないこの街の奥深さに改めて気づかされた。
◆
渋谷らしいセンスで、気ままに美味しい逸品と酒が楽しめる海鮮酒場。
加えて、東カレ編集部員おすすめとあらば、行かない手はないはずだ！
▶このほか：渋谷で“本気のスペイン料理”を味わえるレストラン！情熱的で陽気なデートを楽しもう
■店舗概要
住所：渋谷区渋谷3-17-5 鈴屋ビル 2F
TEL：03-6805-0667
営業時間：17:00〜（L.O.23:00）
定休日：無休
席数：カウンター12席、テーブル8席、個室カウンター6席
