“辞めジャニ”主役のカウコンの裏でHPからは即削除 ジャニーズが見せた“通常運転”にファン困惑
2013年大晦日の『紅白』に初出場したSexy Zone。マリウス葉(左上)は当時13歳だった
「5人で出る『紅白』は最後になると思いますので、皆さんの目に焼き付けるようなパフォーマンスが出来たらなと思っています」
2022年の大晦日、『第73回NHK紅白歌合戦』に出場した「King&Prince(キンプリ)」の平野紫耀は、こう口にした。
キンプリは、平野と岸優太、神宮寺勇太の3人が2023年5月22日で脱退し、以降は郄橋海人、永瀬廉の2人で活動を継続していくことが決まっている。
5人で最後の『紅白』で、キンプリは「ichiban」を披露。圧巻のダンスパフォーマンスで、会場を沸かせていた。
その約2時間後には、キンプリは通称「カウコン」と呼ばれる『ジャニーズカウントダウン2022→2023』(フジテレビ系)に出演した。
年越しが迫るなか登場したキンプリは、デビュー曲の「シンデレラガール」を披露。メインステージで同曲のサビを5人が歌い切ると、新年までわずか30秒あまり。出演グループが勢ぞろいとなって、カウントダウンに移行した。
「年越し前の“トリ”を、キンプリが務めたということです。ジャニーズ事務所がすべてを仕切る『カウコン』で、脱退する3人を含めたキンプリの5人に対して、最高のはなむけの舞台を用意されたといえます。
11月に脱退が電撃発表された際には、そもそも生出演できるかどうかも不安視されていたことを考えれば、驚くべきことでしょう」(芸能記者)
また大晦日には、2011年にデビューした「Sexy Zone(セクゾ)」のマリウス葉が、この日をもって活動終了、芸能界引退すると発表されていた。
2020年12月に活動休止していたマリウスは、カウコンが活動休止からの復帰後、最初で最後の表舞台。さらに、18歳以下のメンバーはカウコンに出演できなかったため、今回、セクゾのメンバー5人全員での出演も、最初で最後となった。
こちらもメンバー全員でデビュー曲を披露し、ステージでファンやメンバーなどへの感謝を述べたマリウス。
司会のTOKIO・国分太一と、元V6・井ノ原快彦からもこれまでの活動を労われて、大団円で送り出されていた。
主役は“辞めジャニ”たちと思われたカウコンだったが、こんな心温まる瞬間の裏で起きたある出来事に、一部のファンからは困惑の声が聞かれた。
《マリウスくん、プロフィール写真ホームページから消えてるのマジやん、顔のいい一般人として東京ドームで歌ってるの?》
《プロフィールも全て消えて、ってことは今マリウス葉(一般男性)としてカウコンに立ってるってこと?》
《マリウスがテレビに映ってるのにプロフィール無いって嘘じゃーん》
前出の芸能記者が解説する。
「2023年1月1日になった瞬間、マリウスさんのプロフィールや写真などが、ジャニーズの公式ホームページから削除されていたということです。こうしたことは“通常運転”で、大晦日になる前からファンの中では『日付変更と同時に削除されるから、画面を保存したほうがいい』といった声も聞かれていました。
しかし、ステージ上やテレビの中ではまだ“Sexy Zoneのマリウス葉”として活動していたにもかかわらず、ホームページ上には名前がなかったことで、余計に“脱退”というシビアな事実を突きつけられた、と感じたファンもいたのでしょう」
「一瞬」を大切にするファンだからこそ、気づいてしまった事実だったのかもしれない。
芸能界を引退するマリウスだが、メンバーの佐藤勝利はカウコンで、「これからもマリウスを含めてSexy Zoneという物語は続いていくので、マリウス、一緒に時代を作ろうね」と呼びかけていた。
今後も残るメンバーたちとの“共演”を見せてくれるはずだ。