「機能性」「価格」「耐久度」のバランスで考えた高コスパなテレワークPC 6選【冬の最優秀ベストバリューモノ】
【冬の最優秀ベストバリューモノ】
今やテレワークといっても自宅業務、モバイルワークなどカタチはそれぞれ。出張で飛び回る人もいるだろう。PCもワークスタイルに合わせて最適かつ高コスパなモノを選ぼう!
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最近のトレンドについてITライターの井上晃さんに伺うと、ゲーミングが鍵になっているようだ。
「インテルは2022年春以降、ゲーミング用途をターゲットとして開発した『Arc』シリーズを展開。昨今は同ブランドの第1弾である『Arc A』シリーズを搭載したノートPCも市場で見かけます。例えば、NECが家庭向け・上位モデルとして展開する『N1585/EAL』は『Arc A350M』を搭載します。同グラフィックスの性能としては、カジュアルなゲーミング向けといったところでしょう。Chromebookに関しては、ASUSがクラウドゲーミングを想定した製品を10万円を切る価格で展開してきたことがトピックでしょう」
高コスパのテレワークPCを選ぶコツについても伺った。
「昨今は円安の影響もあるので、無理な背伸びは避けた方が良いでしょう。想定用途が限られるならば、価格を重視して10万円以下で購入できるモデルを選ぶのがオススメ。一方、やりたいことがいろいろある場合には初期費用には目を瞑り、広い用途に対応できる仕様を選択する方が、長期的な視点で生産性やコスパのUPにつながりそうです」
ITライター 井上晃さん
スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器をベースにしながら、最新ガジェット、デジタルサービスなど幅広く網羅するIT系ライター。雑誌やWebメディアを中心にレビュー、コラムを寄稿
【長期間快適に使いたい人向け】
1. さまざまな用途の可能性を秘めた高性能PC
30万円弱と安価ではないものの、プロセッサーやWi-Fi 6E対応などを踏まえると満足できる機種だと思います(井上さん)
NEC
「N1585/EAL」(実勢価格:28万280円前後)
第12世代のCore i7搭載かつ、安定的な通信を実現するWi-Fi 6E対応など、高性能を追求した上位モデル。写真・動画編集アプリや「Xbox Game Pass Ultimate」をプリインストールするなど、購入後の使い道も広そうだ。
【事務作業などのビジネス用に◎】
2.人気シリーズがトライしやすい価格に!
バランスの良い性能を備えていながら10万円を下回る価格は◎。Wi-Fi 6Eもサポートされ、長期的な運用を想定しても安心です(井上さん)
レノボ
「ThinkPad E15 Gen 4」(9万5337円)
10万円を切る低価格ラインながら、第12世代Coreで高性能。同シリーズ定番の打ちやすいキーボードや1080pフルHDのWebカメラ、指紋センサーを採用しており、一般的な業務なら満足して使えるだろう。
▲精細で鮮明な映像を映し出す15.6型FHD IPS液晶を搭載。高品質スピーカーでサウンドもクリアだ
【仕事もゲームも1台で楽しみたい人向け】
3. 「ゲーミングChromebook」という新ジャンル!?
クラウドゲーミングも視野に入れたChromebookで価格が魅力。用途によっては高いコスパを発揮しそうです(井上さん)
ASUS JAPAN
「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip」(8万9800円〜)
144Hzの高リフレッシュレート対応のタッチスクリーンディスプレイを搭載した、フリップタイプのChromebook。プロセッサーは最大でCore i5-1135G7、メインメモリは8GBで仕事やゲームも楽しめる。
▲ゲーミング仕様のキーボードを搭載。ゲーム用に「WASD」のキーがカラーリングされている
▲360度回転するフリップ式のディスプレイ。PC、タブレット、スタンド、テントの4スタイルで使用可能
【とにかく価格重視ならこれ!】
4. 基本性能が充実したシンプルに使えるPC
タッチパッドにテンキーを表示する機能を備え、インターフェースも充実。手頃に買いたい人には十分なクオリティ(井上さん)
サードウェーブ
「THIRDWAVE SA503i」(6万4980円〜)
Core i3-1115G4、高速SSD搭載で、ビジネス業務をサクサク快適に進められる。マルチタスクもお任せあれ。画面は15.6インチ。スリムベゼルにノングレア液晶を採用し、広々画面で映画やライブ映像も楽しめる。
▲USB PD対応のThunderbolt 4をふたつ搭載。PCの充電に加え、デバイスへの電源供給や複数モニターの同時出力が可能
▲シンプルなアルミボディで厚さ19mm。自宅に置いてもインテリアを邪魔しないデザインだ
【重さ約957gで持ち運びにぴったり!】
5. 最大11時間の長期駆動で外出時も安心
スマートフォンとワイヤレスでデータを相互転送できるアプリ「HP QuickDrop」を使えるのも魅力です(井上さん)
HP
「HP Pavilion Aero 13-be」(9万9000円〜)
9万円台で1kgを下回る重さを実現! 最大11時間のロングバッテリーかつ急速充電対応で、出張など充電しづらいシーンでも安心。16:10のディスプレイやアレクサ内蔵など、日常的な便利要素が詰め込まれている。
▲厚さ18.9mm。ディスプレイを開けるとキーボードに傾斜がつき、快適にタイピングできる
【動画・画像編集ソフトを使う人向け】
6. ゲーミングブランドならではのパワフル性能
「カジュアルにPCゲームを楽しみたい」というエントリーユーザーにとって、検討しやすい性能と価格帯です(井上さん)
MSI
「GF63-10SC-854JP」(実勢価格:8万9800円前後)
英語キーボードを採用した薄型・軽量ゲーミングノートPC。Core i5-とGTX1650 MaxQを搭載し、マルチタスク処理に強い性能と高いコストパフォーマンスを実現した。動画・画像編集ソフトの高速処理も可能。
▲スマホアプリをゲーミングノートで遊べる新ツール「MSI APP PLAYER」が誕生。いつものゲームをPCの大画面で楽しもう
※2022年11月5日発売「GoodsPress」12月号38-39ページの記事をもとに構成しています<取材・文/竹林佑子>
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