株式会社エーディテクノはDP Alt&PD対応 光ファイバUSBケーブル7m「AUC-007M」、10m「AUC-010M」を2022年10月20日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は以下の通り。

  • AUC-007M(7m):税込38,830円
  • AUC-010M(10m):税込42,680円

同製品は、ガラス光ファイバケーブルにてUSB 3.2 Gen2(10Gbps)高速データ信号とDisplayPort(Alt Mode)4K映像信号を伝送可能なPower Delivery対応アクティブUSB-C長尺ケーブル。高性能なマルチモードVCSELレーザーとデータロスの少ないOM3規格光ファイバを採用することで、最長10mまでの長距離データ/映像伝送が可能。

USB 3.2 Gen2(USB 3.1)規格に対応し、最大10GbpsまでのUSBデータ転送が可能なほか、USB 2.0、1.1規格への互換ドライバICを内蔵し、レガシー機器との互換性を確保している。最新PCから既存のWEBカメラやプリンターまであらゆるUSBデバイスとの接続で利用できる。

また、DP Alt Mode(DisplayPort Alternate Mode over USB-C)によるDisplayPort信号の2レーン伝送に対応。最大4K60Hz(16.2Gbps)までの信号を安定伝送する。さらにUSB Power Delivery対応により、MacBookやChromebookなどの最新PCに最大60W(20V/3A)の大電流で給電できる。

ケーブルには光ファイバと銅線のハイブリット構造ケーブルを採用。USB 3.2規格の高速データ転送、およびDP Alt Modeによる4K映像伝送には光ファイバ通信を使用している。USB 2.0/1.1規格のレガシーデータ転送やUSB Power Deliveryによる給電機能には銅線での接続を割当てたハイブリッド設計によりUSB-Cの各種機能を維持しながら、10mもの長距離通信を実現した。

メタル筐体を採用したコネクタ部は電磁両立性に優れ、外来ノイズの干渉を受けにくく、本体からのノイズ発生も最小限に抑える。また、ケーブル内部の銅線・ファイバ線には細い銅線を編み込んだ編組銅線シールドを被せており、ケーブル自体の耐ノイズ性も向上させているので、ノイズ対策が必要な現場や医療用機器などにも最適だという。

光ファイバUSB-Cケーブルは、テレカンファレンス需要で増加している会議室用WEBカメラや各種施設内のデータ・映像伝送、イベントでの大型スクリーン映し出し、ライブ配信など、USB-C端子搭載機器を使用する全ての場面に最適だとしている。

仕様

コネクタホスト側:タイプC(オス)
デバイス側:タイプC(オス)
コネクタ最大幅15mm
ケーブルタイプアクティブ:(GOF 4/銅線 8)
USB規格USB 3.2 Gen2(USB 3.1)/USB 3.2 Gen1(USB 3.0)/USB 2.0/USB 1.1
データ最大転送速度10Gbps
Alternate ModeDisplayPort Alternate Mode
DP最大伝送速度DP 2レーン(Ver.1.4) 16.2Gbps
USB Power Delivery最大60W(20V/3A)
ケーブルカラー
ケーブル外皮PVC
ケーブル直径6.5mm±0.2mm
ケーブル許容曲げ半径65mm
ケーブル圧壊強度常設:200N(20.4kgf)/瞬間:600N(61.2kgf)
ケーブル許容張力常設:150N(15.3kgf)/瞬間:300N(30.6kgf)
ケーブル方向性DP Alt Modeのみ方向性あり
動作温度/保存温度0℃〜50℃/-20℃〜70℃
動作湿度/保存湿度5〜90%(結露なきこと)
外部電源非対応
最大消費電力1.1W
付属品-
保証期間購入から1年間(コネクタ部分内部ICチップのみ)