セリエA会長「オールスターゲーム導入、前向きに検討する」

写真拡大

先日、チェルシーの新オーナーとなったトッド・ボーリーが提案して大きな話題になった「オールスターゲーム」プラン。

アメリカンスポーツでよく行われているもので、ボーリー氏はプレミアリーグで「北地区選抜vs南地区選抜」というエキシビジョンマッチを導入したいと考えているという。

このアイデアはユルゲン・クロップ監督やギャリー・ネヴィル解説者らに苦笑されるなど相手にされなかったが、イタリアではそうではなかったようだ。

イタリアプロサッカーリーグ機構の会長を務めているロレンツォ・カシーニ氏は、『ANSA』に対して以下のように話していたとのこと。

ロレンツォ・カシーニ

「オールスターゲームをイタリア・セリエAに導入するというプランは注目に値する。

我々はそのプロジェクトを検討し、会議に参加しているクラブとともにあらゆるメリットとデメリットを評価する。

1982年に行われた『ヨーロッパ選抜vs世界選抜』の試合が盛り上がったことを覚えているよ。

この試合にはディノ・ゾフやマルコ・タルデッリ、パオロ・ロッシ、ジャンカルロ・アントニョーニが参加し、ミシェル・プラティニやジーコよりもいいプレーを見せていたね。

メディアやファンだけではなく、クラブやその会長、監督、コーチも巻き込んで、その精神を再発見する必要があるだろう」

【関連記事】クロップ監督、”オールスターゲーム導入案”に「素晴らしいね!◯◯さえあれば」

ちなみに1982年に行われた試合というのは、ユニセフのチャリティーマッチとして開催されたもの。アメリカのニューヨークにあるジャイアンツ・スタジアムに7万6900人もの観客が詰めかけ、大盛況となった。