確執が報じられたネイマール(左)について語ったエムバペ(右)。(C)Getty Images

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 パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペが9月5日、翌日に行なわれるユベントスとのチャンピオンズリーグ初戦の前日会見に臨み、確執が取り沙汰されたネイマールとの関係について語った。フランスメディア『Get French Football News』などが伝えている。 問題となったのは、8月14日に開催されたモンペリエ戦(5-2)、43分のPKのシーンだ。この日すでに1本PKを外していたキリアン・エムバペがキッカーに名乗り出たものの、ネイマールがボールを渡すことを拒否したのだ。 ネイマールがPKを決めてチーム2点目を奪ったものの、あからさまにエムバペは不満を露わにし、その後に今シーズン公式戦初ゴールを決めた場面でも無表情で、チームメイトの祝福を嫌がる素振りすら見せていた。 試合後のロッカールームでも両雄が口論になったとも報じられるなか、ネイマールは、「試合後、(パリSGのクリストフ・ガルティエ)監督はエムバペが今シーズンのPKキッカーだと言った。ばかげている」というファンのツイートに「いいね」を押し、両者の確執が大々的に報じられた。【動画】エムバペがPKキッカーを要求もネイマールはボールを渡さず


 ただ、その後にガルティエ監督が両者を諫め、PKに関しては「エムバペが一番手」と明言。以降は、少なくともピッチの上では見事な連係を見せている。 エムバペは「僕たちは常にリスペクトをもった関係を築いてきたが、熱い瞬間もあれば、冷たい瞬間も経験してきた。 ご覧のとおり、僕たちは世界で最高の友人である時もあれば、あまり話さない時もある。それが僕たちの関係の本質だけど、多くのリスペクトがある」と打ち明け、こう続けている。「そのような強い個性を持つ選手が2人いると、人生は単純ではない。 時々、何かが起こるのは事実だけど、常に敬意を払っている」 リーグ戦では圧倒的な強さを見せるフランス王者にとって、真価が問われるのはCLだ。グループ最大の難敵であるユベントスを相手に、エムバペとネイマールは本領を発揮できるか。構成●サッカーダイジェストWeb編集部