木下優樹菜さん

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元タレントの木下優樹菜さんが2022年7月25日、YouTubeに公開した動画で自身が「ADHD(発達障害)」であることを告白した。

発覚の経緯を報告した木下さんに対し、インターネット上ではADHDを軽々しく扱ったように見えるとして批判が寄せられた。一方で、批判を集めている木下さんの一部発言については、一部スポーツ紙による聞き間違えではないかとする指摘も上がった。

「パッと見ですぐわかるでしょ? なんか全然違くない?」

木下さんは「ADHDの私から伝えたい事があります【ユキナの告白】」と題した動画を投稿。「私のADHD、発達障害について話したいと思います!」と切り出すも、ADHDの説明に手間取り「待って待って、HDD......?」「いつまでも覚えらんないのよ」と困惑した様子を見せた。

木下さんは、ADHDが発覚した理由について「『ブレインクリニック』というクリニックに行ったんですよ。脳の周波を調べに」と専門医に相談したことを明かした。受診のきっかけは「ちゃんと自分を知ろう」と思い立ったことだったという。

木下さんは「これ私の脳なんですけど」とカメラに向かって測定したデータを見せ、「笑ってしまったのが、(私は)今34歳の女性なんですけど、普通の34歳の女性はこの真ん中(のデータ)ですよって。で、私がこれです」と説明。

「パッと見ですぐわかるでしょ? なんか全然違くない? 脳の中がこう......混線? もうこんがらがっちゃってんの。びっくりするぐらい」と、一般的な同年代の女性と比べて大きな違いがあったとした。詳しい診断結果についても赤裸々に告白した。

「前頭葉ってところが働いてないの。急にこの赤くなってるところがあるじゃん。赤でしょ!? すっごい発揮しちゃってるんだって。先生の(説明の)書き方もすごいの。『思考回路・伝達グルグル・脳疲労』。常にずっと何かを考えてる状態」

医師との対話によって、木下さん自身は「自分の個性」だと感じていた性質などについて、「そういうことがADHDだったんだって知るきっかけになった」という。

「何でも忘れちゃう。財布がない、携帯ない。だけど気づいてなかったじゃん、最近まで。優樹菜の場合、周りの人間に恵まれてるのと、職業的にも(恵まれてる)。まだ生きづらさはあまり感じてなかった。これは本当に優樹菜がラッキーなだけ」

「前の結婚生活」で「向こうがイライラしたり、イライラさせちゃったり」

木下さんは「ADHDを持っている人で、生きづらくて引きこもりになっちゃったりとか派生してくじゃない? それも意味が分かった」という。

「私の場合、パートナーもそれ込みで『ユキちゃん』って(理解してくれている)。『俺、丸ごとユキちゃんで好きになったから』って言ってくれるからまだ成り立ってるんだけど、普通に考えたら多分イライラもされちゃうことだと思うし、なかなか難しい」

「それが原因でケンカに発展することもあるじゃん。優樹菜は結構そうだったんだよね、前の結婚生活とか。向こうがイライラしたり、イライラさせちゃったり」と元夫の「FUJIWARA」藤本敏史さんとの結婚生活を振り返った。木下さんは現在、サッカーJ2・大宮アルディージャの三幸秀稔選手と交際している。

木下さんは視聴者に対し、「寄り添う気持ちを少しでも持っていただけたらなって思う」と呼びかけた。

木下さんに対してはネット上で「軽い感じにしかきこえない」「ADHD公表するにしたって言い方や伝え方大事」などとする批判が寄せられた。

一部スポーツ紙では、木下さんが自身の検査結果を手に「バカでしょー」と発言したと報じられ、ネットで拡散。「ADHDを馬鹿にしている」とする非難の声が上がった。しかし、元動画ではデータの色を指して「赤でしょ」と発言していることから、誤認ではないかとする指摘が相次いでいる。

「『めっちゃバカでしょ』じゃなく脳画像の検査結果見て『めっちゃ赤でしょ』っていってる」
「本当か?って思って元動画確認したらバカでしょー!なんて一言も言ってなかった」