【日本代表レポート】森保一監督がチュニジア戦で三笘薫が孤立した理由を説明
21日、日本代表の森保一監督がオンラインの取材に応じ、14日のチュニジア戦で三笘薫が孤立することになった采配の理由を語った。
0-3と大敗したチュニジア戦で三笘は60分から途中出場。ドリブルで何度もチャンスメイクを狙ったが、ボールを持つたびに2人、3人の相手選手に囲まれ孤立する場面が目立った。試合後、三笘は「もう少し人数をかけながらゆっくり攻めることが必要だった」「ボールを持ったときの共有する部分のバリエーションが少ない」と語っていた。
森保監督は三笘について聞かれると、本人からも話があったと明かし、本人の自信と成長のためにあえて周囲に指示を出さなかったと語った。
「世界で戦うにしても、誰の助けがなくても突破できるという武器に対して少しでも自信を持ってもらうことが彼の今後、所属チームでの成功に繋がる経験ができると思っていたし、それが日本の武器になる」
「パラグアイ戦では三笘が持った瞬間に伊藤洋輝が何度もオーバーラップを仕掛けて彼の個人の突破を助けた。それは今後も形としてやっていかなければいけないが、(チュニジア戦では)三笘のところに相手が3人引きつけられたので、それだけでも他の選択肢が生まれる。三笘は突破しないところでスッキリしないかもしれないが、たくさん他の選択肢が生まれたということは感じてほしい」
「『三笘にボールが渡る瞬間にすべてオーバーラップを仕掛けろ』という指示を伊藤に出しておけば状況は変わったと思っているが、まずは独力で行ける選手になってほしいという思いがあった」
また、森保監督は「投入したからには彼自体が戦術」「個で突破できる選手だからこそ、そこを託している」と三笘への厚い信頼を口にしていた。
【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:浦正弘/PICSPORT】
0-3と大敗したチュニジア戦で三笘は60分から途中出場。ドリブルで何度もチャンスメイクを狙ったが、ボールを持つたびに2人、3人の相手選手に囲まれ孤立する場面が目立った。試合後、三笘は「もう少し人数をかけながらゆっくり攻めることが必要だった」「ボールを持ったときの共有する部分のバリエーションが少ない」と語っていた。
「世界で戦うにしても、誰の助けがなくても突破できるという武器に対して少しでも自信を持ってもらうことが彼の今後、所属チームでの成功に繋がる経験ができると思っていたし、それが日本の武器になる」
「パラグアイ戦では三笘が持った瞬間に伊藤洋輝が何度もオーバーラップを仕掛けて彼の個人の突破を助けた。それは今後も形としてやっていかなければいけないが、(チュニジア戦では)三笘のところに相手が3人引きつけられたので、それだけでも他の選択肢が生まれる。三笘は突破しないところでスッキリしないかもしれないが、たくさん他の選択肢が生まれたということは感じてほしい」
「『三笘にボールが渡る瞬間にすべてオーバーラップを仕掛けろ』という指示を伊藤に出しておけば状況は変わったと思っているが、まずは独力で行ける選手になってほしいという思いがあった」
また、森保監督は「投入したからには彼自体が戦術」「個で突破できる選手だからこそ、そこを託している」と三笘への厚い信頼を口にしていた。
【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:浦正弘/PICSPORT】