オールドレンズの沼とロマン 第1回 沼のほとりに立つ
ある日突然……オールドレンズ沼に足を踏み入れてしまった筆者。現在も、オールドレンズを買いたい衝動と必死に戦いながら日々を過ごしています。なぜオールドレンズに取り憑かれてしまうのか――。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/2/f26ac_1223_d8abf9b032d2fcf23856a78f4767f149.jpg)
オールドレンズ沼にどっぷりハマってます
○なぜオールドレンズで撮る?
ここでいうオールドレンズは、昔の一眼レフカメラやレンジファインダーカメラで使われていたレンズを指します。いま筆者が買い漁っているのは、50〜60年前に登場した往年の名レンズたち。これらを中古のミラーレスカメラに装着して、とっかえひっかえ撮影と写真を楽しんでいます。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/e/8/e86fe_1223_41c97fa0e61e4a839033a198daa4484d.jpg)
富士フイルムの50年前のオールドレンズ「EBC FUJINON 55mm F1.8」を、2013年発売のミラーレスカメラ「FUJIFILM X-M1」に装着
市場には、古くても質の良いオールドレンズが破格と思える安さで数多く出回っています。たとえば、以下の写真はミノルタ「MC ROKKOR-PF 50mm F1.7」(1966年発売)で撮影したもの。このレンズは1,000円でしたが、十分に解像しているでしょう。
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NEX-5N + MC ROKKOR-PF 50mm F1.7 1/100秒 f/1.7 ISO 100
「なぜ、わざわざ古いレンズで撮るの?」「そんなにたくさん買ってどうすんの?」と思うかも知れません。簡単にいうと「オールドレンズならではの色味や写りが楽しいから」なのですが、そこは「沼」、とても一言では語れません。この連載を通して、筆者が感じているオールドレンズの深〜い魅力をお伝えしていけたらと思います。
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PEN Lite E-PL7 + Super-Takumar 55mm F1.8 1/4000秒 f/1.8 ISO 200
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/a/2a0f9_1223_af93ebb42b763a0922f93310d7ab2938.jpg)
NEX-5N + Industar-61 L/Z 50mm F2.8 1/60秒 f/5.6 ISO 2000
○「いくら使ったの?」(編集林)
先日、マイナビニュース・デジタルの林編集長から「オールドレンズにいくら使っているんですか」と聞かれて、「うっ……」と。こういうのは計算しないほうがいいんです。現実を見てはいけません。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/4/6452f_1223_745ba7b78b498621b75851294bbf267b.jpg)
オールとレンズと中古カメラの総額は……
しかし追及をかわせず。自分でも気になってきたので、ここ3カ月でオールドレンズに費やした金額を計算してみました。その結果、領収書が確認できた範囲だけで10万と595円。沼のほとりに立っただけで10万円超え。ついつい「10万円あったら純正のあのレンズも買えたよなぁ」なんて思いがちですが、それはそれ。思考停止です。
ちなみにオールドレンズ環境のさらなる充実のため、中古カメラも買い始めました。レンズがカメラを呼び、カメラがレンズを呼ぶ。まさに沼。すでに「OLYMPUS PEN Lite E-PL7」、「SONY α NEX-5N」、「FUJIFILM X-M1」を購入済みです。これらの値段を足し算すると、オールドレンズと中古カメラに使った金額は143,335円でした(もっと増えていくのは間違いありません)。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/c/0/c060a_1223_1a8101cf683bf499264f26df738eb0fd.jpg)
いろいろなレンズを買えば、カメラもいろいろと買いたくなるのが人情ってもの
それにしてもオールドレンズって、なぜ次々に買いたくなるんだろう……。単価の安さも、理由のひとつかも知れません。いつもはオークションサイト、マップカメラ、カメラのキタムラ、秋葉原の2nd BASE(セカンドベース)などで物色していますが、1,000円から5,000円も出せば、状態の良いものが買えます。これでは理性も働きません。迷う暇(いとま)もありません。「これいいな」と思うころには、すでにレジで支払いを終えているのが常です。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/8/f86e8_1223_a80f045546ca670357116cd0d1fff3ad.jpg)
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
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○なぜオールドレンズで撮る?
ここでいうオールドレンズは、昔の一眼レフカメラやレンジファインダーカメラで使われていたレンズを指します。いま筆者が買い漁っているのは、50〜60年前に登場した往年の名レンズたち。これらを中古のミラーレスカメラに装着して、とっかえひっかえ撮影と写真を楽しんでいます。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/e/8/e86fe_1223_41c97fa0e61e4a839033a198daa4484d.jpg)
市場には、古くても質の良いオールドレンズが破格と思える安さで数多く出回っています。たとえば、以下の写真はミノルタ「MC ROKKOR-PF 50mm F1.7」(1966年発売)で撮影したもの。このレンズは1,000円でしたが、十分に解像しているでしょう。
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「なぜ、わざわざ古いレンズで撮るの?」「そんなにたくさん買ってどうすんの?」と思うかも知れません。簡単にいうと「オールドレンズならではの色味や写りが楽しいから」なのですが、そこは「沼」、とても一言では語れません。この連載を通して、筆者が感じているオールドレンズの深〜い魅力をお伝えしていけたらと思います。
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○「いくら使ったの?」(編集林)
先日、マイナビニュース・デジタルの林編集長から「オールドレンズにいくら使っているんですか」と聞かれて、「うっ……」と。こういうのは計算しないほうがいいんです。現実を見てはいけません。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/4/6452f_1223_745ba7b78b498621b75851294bbf267b.jpg)
しかし追及をかわせず。自分でも気になってきたので、ここ3カ月でオールドレンズに費やした金額を計算してみました。その結果、領収書が確認できた範囲だけで10万と595円。沼のほとりに立っただけで10万円超え。ついつい「10万円あったら純正のあのレンズも買えたよなぁ」なんて思いがちですが、それはそれ。思考停止です。
ちなみにオールドレンズ環境のさらなる充実のため、中古カメラも買い始めました。レンズがカメラを呼び、カメラがレンズを呼ぶ。まさに沼。すでに「OLYMPUS PEN Lite E-PL7」、「SONY α NEX-5N」、「FUJIFILM X-M1」を購入済みです。これらの値段を足し算すると、オールドレンズと中古カメラに使った金額は143,335円でした(もっと増えていくのは間違いありません)。
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それにしてもオールドレンズって、なぜ次々に買いたくなるんだろう……。単価の安さも、理由のひとつかも知れません。いつもはオークションサイト、マップカメラ、カメラのキタムラ、秋葉原の2nd BASE(セカンドベース)などで物色していますが、1,000円から5,000円も出せば、状態の良いものが買えます。これでは理性も働きません。迷う暇(いとま)もありません。「これいいな」と思うころには、すでにレジで支払いを終えているのが常です。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/8/f86e8_1223_a80f045546ca670357116cd0d1fff3ad.jpg)