「起訴相当」議員がまた…“辞職ドミノ” 広島
2019年の参院選をめぐる河井夫妻の大規模買収事件。現金を受け取り「起訴相当」議決された議員がまたひとり辞職です。
県議としては初めて高山博州県議が辞表を提出しました。
午後2時前、県議会の議長室に姿を見せた高山議員。およそ20分後、議長室から出てきた高山博州県議は。
高山博州県議「議長に県会議員の辞表のお願いを持ってきました。(議長は)昔からの長い付き合いですから残念だと」
高山議員は2019年4月に克行元法務大臣から30万円を受け取ったと裁判で認定されました。
「起訴相当」と議決された議員の辞職は、土井正純呉市議と沖宗正明広島市議に続き3人目で、県議では初めてです。
高山博州県議「今回の検察審査会があのような答えを出されたので司法に従わないといけない。大きい自民党という枠か、政治という大きな枠なのか分かりませんが政治不信を起こしたことは間違いない。深く反省しています」
定例会の開会を1週間後に控えたなかでの事態に議長は…
県議会 中本隆志議長「激動混乱の2年間だった。どのような判断を(議員)自身と検察がするのかここを見極めて、最終的に判断が決まったところで正式な場でのコメントをしたい」
先週辞職した沖宗正明元議員を含む13人が「起訴相当」と議決された広島市議会は、7日から2月定例会が始まりました。
本会議には体調不良で欠席の児玉光禎議員を除く「起訴相当」議員11人が姿を見せました。
広島市議会 佐々木寿吉議長「検察の事情聴取も全部終わった段階でない。結果が出るのを待っていろいろなことがそれぞれの人であるのではないかと」
続く「辞職ドミノ」に県内の政界が大きく揺れています。