オムツかぶれ用クリームを顔や頭に塗りたくった姉妹(画像は『TODAY.com 2021年11月30日付「See how long it took one mom to get diaper cream out of her kids’ hair」(Courtesy Wendy Pryce)』のスクリーンショット)

写真拡大

3〜4歳頃の子供は好奇心が旺盛でなんでも「自分でやってみたい」と意欲を持ち、より活発に動き回るようになる。このたび3歳と4歳の娘のいたずらを見つけパニックに陥った母親が、自身の経験を『TODAY.com』に語った。2人がいたずらしたのはオムツかぶれ用のクリームで、非常に厄介だったという。

【この記事の他の写真を見る】

ニューヨーク在住のウェンディ・プライスさん(Wendy Pryce)はある日、娘ジェイミーちゃん(Jamie、4)とモーガンちゃん(Morgan、3)が顔や頭にオムツかぶれ用クリームを塗りたくっているのを見つけ青ざめた。娘たちは白いクリームを何層にも塗って遊んでおり、髪の毛はすでに真っ白に固まっていた。

ウェンディさんは愕然としながらも「とにかく水で洗い流そう」と娘を浴室に連れて行き、頭から水をかけてごしごし洗ってみた。

ところが2人が塗ったクリームは米ジョンソン・エンド・ジョンソンの「デシチン(Desitin)」というブランドで、水に難溶な酸化亜鉛が含まれており、髪にこびりついたクリームはどんなにこすっても落ちなかった。

「大きな間違いを犯してしまった」と気づいたウェンディさんはネットで検索するも埒が明かず、マンハッタンのママのFacebookグループに助けを求めた。この時点ですでに3時間が経過しており、ウェンディさんは真っ白になった娘の写真を添えてこのように投稿した。

「髪にこびりついたデシチンを落とす方法を教えてくれませんか? 石鹸と食器用洗剤『ドーン(Dawn)』は試しました。ありがとう!」

ウェンディさんは2人の頭を丸刈りにすることさえ考えたというが、Facebookには全部で440件のコメントが届き「接着剤をはがすジェルスプレー『グーゴーン(Goo Gone)』を使ってみて!」「コーンスターチとベビーオイルが有効よ」といった声があがった。

あいにくグーゴーンは手元になく、注文しても配送まで2日かかることから、ウェンディさんは2人の髪をまずコーンスターチでコーティングし、その上からたっぷりのベビーオイルを注いだ。そして目の細かい櫛で何度もブラッシングし、最後は油で汚れてしまった鳥の洗浄にも使われる食器用洗剤“ドーン”で洗い流した。

ウェンディさんは「クリームが完全に落ちるまで、このプロセスを5日間繰り返しました。除去するのは本当に大変でした。でも娘たちは同じことをニ度としないでしょうね」と明かすと、「目に洗剤が入らないように子供たちにゴーグルをつけるといいようです」と続けた。

散々な目に遭ったウェンディさんだが、2人に「いったい何を考えていたの?」と質問してみたところ、映画『アナと雪の女王』の「エルサになりたかった」と子供らしい答えが返ってきたそうで、ウェンディさんは「娘たちなりに考えがあったようですよ」と笑った。

なおジョージ・ワシントン大学医学健康科学部(SMHS)の教授で皮膚科長であるアダム・フリードマン博士(Dr. Adam Friedman)は「オイルと食器用洗剤を使ったことは素晴らしいアイデアでした。ベビーオイルがクリームの除去に大きな役割を果たし、PHレベル(水素イオン指数)が中性のドーンが溶解度をあげたことでより落ちやすくなったと思われます」と見解を述べた。

ちなみにイギリスでもこの夏、4歳男児がオムツかぶれ用クリームで遊び真っ白になっており、母親は「完全に取り除くのに4日かかりました」と語っていた。母親が2分間目を離した隙の行動だったという。

画像は『TODAY.com 2021年11月30日付「See how long it took one mom to get diaper cream out of her kids’ hair」(Courtesy Wendy Pryce)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)