広島県内企業の冬のボーナス平均支給額が長引くコロナ禍の影響で3年連続減少する見込みです。

ひろぎん経済研究所が広島県の372社から回答を得たアンケート調査によりますと、正社員1人当たりのボーナス支給額は45万8600円で去年と比べてマイナス2.9%と3年連続で減少する見込みです。

主な要因は長びくコロナ禍による業績悪化や先行き不透明感で、規模の大きい企業ほど前年度決算を反映する傾向が強いことから冬のボーナスに影響したと分析しています。

一方、中小企業では従業員の士気向上に配慮し、下げ幅の縮小がみられるということです。

ひろぎん経済研究所 佐々本博士調査部長「(GoToなど)景気を上げていく策も打てるような環境をぜひ続けていただいて、来年の夏のボーナス(増額)につながっていければと」