広島駅西側の通称“エキニシ”で起きた大規模火災。被害にあった店を支えようと支援の輪が広まっています。

11月10日、広島市南区大須賀町で発生した大規模火災。

火は約10時間後に消し止められたものの、住宅や店舗など26棟が焼け、80代と60代の親子2人がけがをしました。

火災発生からおよそ2週間ー。

被害がなかった飲食店では“エキニシ”の灯を絶やさないよういつも通りの営業が続けられています。

そのひとつ、立ち飲み屋の「やきとん 宮ちゃん」が“ある方法”で被災した店の支援を始めました。

やきとん宮ちゃん 宮下誠司店長「被災された店の商品・商材を使って何か協力できないかと…」

カウンターに置かれているのは「救出ハイボール」と書かれたボトル。

被災した店のウイスキーでハイボールを作り1杯500円で販売。

売り上げは全額寄付するといいます。

利用客「すごい心温まることだと思うんですよね。みんながちょっとずつやれば大きくなっていくのでそういうことが大事かなと思います」

「古き良き街並みというものを残して、活気あふれるエキニシでずっとい続けてもらえたらと思って応援していこうと思います」

エキニシを愛する根強いファン。

店長の宮下さんも以前の街に戻るために支援を続けていく考えです。

やきとん宮ちゃん 宮下誠司店長「コロナ禍の以前の“エキニシ”にまずは戻って、“エキニシ”という小さい街をまた盛り上がっていけたらいいかなと思います」

火災で大打撃を受けた“エキニシ”。

再起へ向け支援の輪が広がっています。