野菜ソムリエが教える!菊芋のおすすめレシピ6選

菊芋を生で味わうおすすめレシピ3選

1. まずは定番。菊芋のみそ漬け

調理時間:10分(※漬け込む時間を含みません)

菊芋の定番料理といえば、みそ漬け。コリコリ、ポリポリという特有の食感が楽しく、箸休めにもごはんのお供にもなりますよ。菊芋は切らずに丸ごと漬け込みます。1週間経てば食べられますが、1ヶ月ほど保存可能。味が染み込んだものもおいしいです。

材料(2人分)

・菊芋……6個(250g)
a. 赤みそ……大さじ3杯
a. 酒……大さじ1杯
a. みりん……大さじ1杯

作り方

1. 菊芋はよく洗い、水気を拭く

2. 密封できる保存袋に(a)と菊芋を入れて揉む

3. 冷蔵庫で保存し、1週間経てばできあがり

2. いい歯ごたえ。菊芋のツナサラダ

調理時間:10分

菊芋の土臭さが気になる方も、ツナサラダにするともりもり食べられます。シャキシャキといい歯ごたえで、たくさん作ってもあっという間になくなりますよ。レシピではきゅうりを使いますが、セロリや大根などもGOOD。

材料(2人分)

・菊芋……3個(130g)
・きゅうり……1本(100g)
・ツナ缶……1個
・マヨネーズ……大さじ2杯
・塩こしょう……適宜

作り方

1. 菊芋ときゅうりはよく洗い、スライサーでスライスする

2. ボウルに1を入れ、ツナ缶、マヨネーズで和える

3. 塩こしょうで味を調えてできあがり

3. 箸休めに。菊芋のピクルス

調理時間:10分(※漬け込む時間を含みません)

菊芋はピクルスにしてもおいしいです。漬け込んでから半日で食べられてお手軽。食感がよく、甘酸っぱい味わいが菊芋とマッチしますよ。そのままでも楽しめますが、刻んでからポテトサラダやタルタルソースに入れるのもおすすめ。

材料(2人分)

・菊芋……6個(250g)
a. 穀物酢……100cc
a. 酒……50cc
a. 砂糖……大さじ2杯
a. ローリエ……1枚
a. 赤唐辛子……1本

作り方

1. 菊芋はよく洗い、スライスする

2. 鍋に(a)を入れて火にかけ、砂糖を溶かす

3. 密封できる保存瓶に菊芋を詰めてから、2を入れる

4. 冷めたら冷蔵庫で保存し、半日経てばできあがり

菊芋を加熱して味わうおすすめレシピ3選

4. お弁当にもいい。菊芋のきんぴら

調理時間:15分

菊芋のきんぴらは、シャキシャキ食感がおいしく、ごはんによく合います。菊芋だけでもいいですが、にんじんを合わせると彩りがよくなりますよ。菊芋特有の土臭さも気にならず、箸が進みます。お弁当のおかずに入れてもいいですね。子供用には赤唐辛子は抜いてくださいね。

材料(2人分)

・菊芋……6個(250g)
・にんじん……1本(100g)
a. しょうゆ……大さじ2杯
a. 砂糖……小さじ1杯
a. みりん……大さじ1杯
・炒りごま……大さじ1杯
・ごま油……大さじ1杯
・赤唐辛子……1/2本

作り方

1. 菊芋はよく洗い、水気を拭く

2. にんじんは細切りに、菊芋はやや太めの細切りにする

3. 熱したフライパンにごま油をひいて2を炒め、しんなりしたら(a)を入れる

4. 水分を飛ばしながら炒めて煮汁がなくなったら、炒りごまと種を除いて刻んだ赤唐辛子を入れてできあがり

5. クセになる食感。菊芋の唐揚げ

調理時間:20分(※漬け込む時間を含みません)

菊芋は唐揚げにするとビールのお供にぴったり。下味をしっかり付けることで、風味がよくなり大人も子供もパクパク食べられます。菊芋はじっくりと揚げると、とろりとやわらかな食感になりますよ。皮はカリッとしてクセになること間違いなし♪

材料(2人分)

・菊芋……300g
a. 玉ねぎ(すりおろし)……30g
a. にんにく(すりおろし)……1片
a. しょうが(すりおろし)……20g
a. しょうゆ……大さじ2杯
a. 塩こしょう……適宜
・片栗粉……適量
・サラダ油……適量

作り方

1. 菊芋はよく洗い、乱切りにする

2. ボウルに菊芋と(a)を入れて混ぜ合わせ、20分ほど漬け込む

3. 菊芋に片栗粉をまぶし、170度の油で両面に香ばしい色が付くまで揚げたらできあがり

6. とろりとやさしい味。菊芋とさつまいものグラタン

調理時間:30分

菊芋は、じっくり火を通すとなめらかな食感になります。さつまいもと合わせると、ホッとする甘さのグラタンに仕上がりますよ。グラタンは、パンにもごはんにも合う味わい。ベーコンや鶏肉、きのこなどお好みの具材を組み合わせて作ってみてくださいね。

材料(2人分)

・菊芋……6個(250g)
・さつまいも……1/2本(150g)
・ウインナーソーセージ……2本
・玉ねぎ……1/4個(50g)
・にんにく……1片
・バター(無塩)……20g
・小麦粉……大さじ2杯
・牛乳……300cc
・塩こしょう……適宜
・とろけるチーズ……適宜

作り方

1. 菊芋とさつまいもはよく洗い、乱切りにする

2. 耐熱皿に1を並べてラップをし、電子レンジ500Wで4分ほど加熱する

3. 玉ねぎはスライスし、ウインナーソーセージは食べやすい大きさにカットする

4. フライパンにバターを溶かし、玉ねぎとウインナーソーセージを炒めたら、小麦粉を振り入れて炒める

5. 牛乳を少しずつ加えて、その都度混ぜる

6. 塩こしょうで味を調えてから2を加えて、ホワイトソースを絡める

7. グラタン皿に6を入れ、上にとろけるチーズをのせてからトースターでチーズが溶けるまで焼いてできあがり

菊芋の下処理と皮のむき方

菊芋はよく水洗いします。コブの部分に土が入り込んでいるため、きれいにこすり落としてください。皮は薄いので、むく必要はありません。たわしでこするといいですよ。菊芋は皮をむくと、白色。料理の色目をきれいに仕上げたいときや皮が硬くて気になる場合は、むいてから調理してください。

菊芋の保存方法

冷凍保存

菊芋を冷凍保存する場合は、皮をむいてから使いやすい大きさにカットして冷凍用保存袋に入れます。ゆでてから潰し、ペースト状にして保存するのもおすすめですよ。保存期間は1ヶ月ほど。冷凍保存すると、特有のシャキシャキ食感がなくなるため、生食には向きません。煮物やグラタンなど加熱調理して楽しむといいですよ。

冷蔵保存

菊芋を冷蔵保存する場合は、土が付いている状態で新聞紙に包みポリ袋に入れます。冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。保存は1週間ほど可能です。菊芋は洗うと日持ちしないので、土が付いたまま保存するのがポイントですよ。

菊芋の旬

北アメリカ原産の菊芋は、キク科ヒマワリ属の多年草。名前に「芋」と付きますが、芋ではありません。菊芋という名前は、菊のような花を付け数本の根の先端が肥大して塊茎になることから付けられました。北海道から九州までの広い地域で栽培され、11~2月の間に収穫されます。旬は11~12月。日持ちしないため、早めに食べてくださいね。

菊芋レシピでレパートリーを楽しんで♪

しょうがに似た形の菊芋は調理しやすい野菜。野菜ソムリエおすすめのレシピを参考にして、サラダや漬物、唐揚げなどさまざまな味わいを楽しんでみてはいかがでしょう。生と加熱、どちらにも良さがあり、おいしく食べられますよ。市場にはあまり出回りませんが、出会えたときはさまざまな調理法で試してみてくださいね。