野菜中心でもがっつりウマい!″きじま式″新感覚サラダ&なめこ炒め【きじまりゅうたのスーパーさんぽ#4】
【きじまりゅうたのスーパーさんぽ】『地産マルシェ』編、最終回!
10月の連載企画【きじまりゅうたのスーパーさんぽ】※関連記事を参照。
今回も、前回に引き続き『地産マルシェ 小滝橋店』で仕入れた食材を使った、きじまさん流の即興料理を紹介していきます。
レシピを教えてくれるのは……
1品目:目玉焼きと千切り白菜のお好み焼きサラダ
「今回は、ちょっと変わりダネのレシピを考えてみました。旬を迎える前にも関わらず、立派に育っていた白菜をたっぷり使う"お好み焼き風"のサラダです!
切った白菜×紅生姜に、売場で目に止まった有精卵の目玉焼きを乗っけて、調味料コーナーで見つけた『タカハシソース』の中濃とマヨネーズをかけた、お手軽レシピ。
目玉焼きを作るのに合わせてお肉も焼いて加えるので、食べごたえもしっかりとある新感覚のサラダに仕上がりました!」
材料(1~2人前)
・卵……1個
・豚バラ肉(スライス)……50g
・白菜……200g
・塩……少々
・紅生姜……大さじ1
・中濃ソース(タカハシソース)……適量
・マヨネーズ……適量
作り方
1. 白菜は千切りにして水にさらし、水気を切る。
白菜は、繊維と垂直向きに切っていきます。軽い食感のサラダ風に仕上げたいので、千切りにするイメージで切りましょう。
さっと洗って水気を切っておきます。土や小さな虫が付着している場合もあるので、葉物は少し洗ってから使うのがベター!
2. 豚肉を5mm幅の細切りにし、フライパンに入れて塩を振ってさっと炒める。
豚バラ肉は細めに切っておきます。このサイズ感、さりげないけど重要なポイントです!
この時点で豚肉はさっと炒める程度でOK。このあと、卵を加えてさらに火を通してカリカリに仕上げていきます。
3. 豚肉を広げた上に卵を割り入れ、フタをして半熟になるまで焼く。
豚肉の上にそのまま卵を落とし、一緒に焼いていきます。半熟に仕上がるよう、焼き過ぎには注意!
こんな感じになればOK。卵はもちろんですが、豚肉がカリカリに焼けているのがポイント。香ばしさと、小気味よい食感がプラスされます!
4.切った白菜を器に盛り、紅生姜を散らす。
水気を切った白菜を、器にたっぷりと盛ります。高さを出すと見栄えもよく仕上がりますよ!
白菜の上に、紅生姜をのせます。ざっくりでOKですが、バランス良く配置してあげるのがポイントです。
5.目玉焼きをのせ、ソースとマヨネーズを全体にかけて完成!
目玉焼き&カリカリ豚を、フライパンからそのままスライドさせます。豚肉が土台になっているため、思った以上に安定していてのせやすいですよ!
北関東で人気を博しているらしい「タカハシソース」の中濃と、マヨネーズをたっぷりかけて仕上げます。それっぽくかければ、見た目はほぼお好み焼き!
黄身をくずして、いざ実食!
卵を割って具材とからめつつ、いただきます!これは……ほぼほぼ、お好み焼きと言っていい味わいですね。
カリカリの豚肉と紅生姜がアクセントになり、お好み焼き感をバッチリ演出。メインの白菜も、味の面では主張しすぎないので、サラダとしてもメインとしてもバランスのよい逸品になりました。
「そして何より『タカハシソース』。これ、生の野菜に合うソースですね~!」ときじまさん。
無化調&オーガニックな素材で作られたソースだったので、焼いていない生の状態の白菜と相性がよかったのかも?
こういうものに出会うと、ご当地調味料の魅力をもっと掘り下げたくなってしまいますね!
2品め:豚肉と白菜となめこのおかか炒め
「今回の連載の最後の一品は、茶色いけどウマい!そんな主菜のレシピです。
思わず手にとってしまった"ジャンボなめこ"をメインに据え、白菜&豚肉で脇を固めつつ、かつおぶしで旨みをプラスした、簡単だけど絶対おいしい炒めものレシピ。
ジャンボなめこがなくても、きのこ類を使えば同じように作れると思うので、ぜひ試してみてください!」
材料(1~2人前)
・豚バラ肉(スライス)……150g
・ジャンボなめこ……1パック
・白菜……150g
・かつお節……4g
・サラダ油……大さじ1/2
<Aの調味料>
・しょうゆ……大さじ1と1/2
・みりん……大さじ1/2
・砂糖……大さじ1/2
作り方
1. 白菜は1cm幅の細切りに、なめこは食べやすい大きさに切る。
こちらの白菜はこれくらいの幅に切ります。火を入れる分縮むのと、食感のことも考慮してこのサイズがベスト!
ジャンボなめこはそのままだと大きいので、食べやすい大きさに切っておきます。石づきの部分も、固い箇所があれば落としておきましょう。
2. 豚肉は4cm長さに切り、フライパンに油をいれて炒める。
豚肉はこれくらいの幅に切ります。ある程度サイズがないとお肉の存在感が弱くなるので、小さくなりすぎないように注意!
まずはお肉からさっと炒めて、火を通していきます。豚バラから脂を出し、白菜ときのこに吸わせるのも、おいしく作るポイントです。
3.なめこと白菜を順に入れて炒める。
豚肉をフライパンの片方に寄せ、なめこを加えます。すぐに炒め合わせず少し焼き付けてあげると、きのこの香りが引き立ちますよ!
お肉となめこを炒め合わせたら白菜を加えます。最初は量があるので、あふれないように気をつけてください。
炒めているうちに水分が出てかさが減り、しんなりとしてきます。白菜の食感が失われるので、あまり炒めすぎないように注意!
4.の調味料を加え、ざっと炒め合わせる。
しょうゆ、みりん、砂糖を加えてざっと炒め合わせて完成です!
なめこの効果で少しとろみが付いているので、そのままスルッと器に盛り付けちゃいましょう!
仕上げにかつおぶしを振って、いざ実食!
「これまた、中華屋にありそうな見た目になりましたね(笑)」と話しつつ、ちょこっとよそっていただきます。
おお、これはおいしい!食材すべてが輝いているような味わいです。いいヌメリ感ときのこ特有の味わいで、主役としての役割をしっかり果たすなめこ。
そんな主役の強い存在感を後押しする、豚肉&かつおぶしの旨みコンビ!そしてそれを影で支えてバランスを取っているのは、しゃきっと食感がまだ少し残る白菜……。
という具合に、それぞれ自分の持ち場で仕事をしつつ、ひとつに合わさることで素材の魅力が最大限引き出されているような、そんな逸品に仕上がりました。
6品作って本日の仕事が終了したきじまさんも、なめこを愛でてこのご尊顔。
ではでは、そろそろ本日のまとめに……と話していると、何やらいいことを思いついてしまったようです!
やっぱり、〆は麺でしょ!
ということで、先ほどの炒めものを使い、もう1アレンジ作っていただけることに!
『地産マルシェ』で購入していた、群馬県の名物「おっきりこみうどん」を使った、パパっと作れる麺レシピをご紹介します。
<材料>
・炒めものの残り……適量
・水……400ml
・味噌……大さじ1と1/2
・おっきりこみうどん……1パック
作り方
1. 土鍋に炒めものの残りと水をいれ、火にかけて煮立たせる。
先ほどの炒めものをそのまま、土鍋に投入します。謎にばっちりカメラ目線で手元を見ていませんが、ちゃんと土鍋には入ったのでご安心を!(笑)
水を加えて煮立たせます。すでに火は入っているので、うどんをゆでられるまで温度が上がればOKです!
2. 煮立ったらみそを溶き、おっきりこみうどんを加え3~4分煮て完成!
みそをそのまま溶き入れて、全体的に行き渡らせます。お好みのみそでOKです!
おっきりこみうどんを、袋からそのまま投入します。きしめんに近い見た目ですが、その味わいはいかに。
ちなみに『地産マルシェ』で購入したものは、小麦の生産・製粉・製麺にいたるまですべて群馬でおこなった、完全なメイド・イン・群馬のもの。お店のこだわりの強さが伺えます!
3~4分ほど、グツグツと煮立たせたら完成です。想像通り、なかなか存在感のある麺ですね。それでは〆の逸品、さっそく味わっていきましょう!
うどんともきしめんとも違う……これが「きりこみ」の味!
「おおー!なんというか、小麦の味がしっかりしてますね。見た目はきしめんですが、より噛みごたえがある感じ。小麦を強く感じるのもそのためかな?なんにせよ、おいしいです。」ときじまさん。
思いつきで作った〆の一品でしたが、『地産マルシェ』の魅力を堪能した大満足の1日を締めくくる、最高の一杯にありつくことができました。
いつか、あなたの街のスーパーにも!
全4回の連載となった『きじまりゅうたのスーパーさんぽ -地産マルシェ 小滝橋通り編- @落合』いかがだったでしょうか。
知らない街をあてもなく歩き、気になるスーパーで気になる商品を手に入れ、それを料理して胃袋に収める。
そんな『スーパーさんぽ』の魅力を、少しでも感じてもらえていたら嬉しいです。
面白そうなスーパーの情報があれば、ぜひmacaroni編集部 or きじまりゅうたさんにお声がけください。みなさんが住む街のスーパーに、きじまさんがフラッと現れるかもしれません!
材料を購入したお店はこちら
店舗名:地産マルシェ 小滝橋店
電話番号:03-5937-2716
最寄駅:東京メトロ東西線「落合」駅
郵便番号:164-0003
住所:東京都中野区東中野5丁目25-6 マートルコート東中野グラン
市区町村:中野区東
町域:中野5丁目25-6 マートルコート東中野グラン
営業時間:10:00~20:00
定休日:なし