これで完璧!わらびのあく抜き方法3選!失敗の対処法も♪
重曹を使った基本のあく抜き
重曹を使った基本的なあく抜き方法です。時間はかかりますが、放っておいても大丈夫なので意外と手間はかかりません。重曹はスーパー等で安価に手に入るうえ、わずかしか使わないので経済的な点も嬉しいポイントです。
準備するもの
・重曹(タンサン)
手順
1. わらびをしっかり水洗いし、根元の硬い部分を切り落とします。
2. 大きめの鍋にたっぷりの水を沸かし、沸騰したら重曹を入れます。重曹の分量は、水1リットルに対して小さじ1程度。入れすぎないように注意してください。
3. そのまま火をとめて、粗熱がとれたらわらびを入れます。
4. そのままひと晩おき、わらびが柔らかくなったら取りだし、流水でよく洗ってあく抜きの完了です。
失敗しにくい!? 灰を使ったあく抜き方法
灰を使うという、昔ながらのあく抜き方法。毎日の料理に薪を使っていた時代では、灰は身近なものだったのですね。現代ではなかなか見かけないものですが、手に入った時はぜひお試しください。さすが昔から伝わる方法なだけあって、失敗しにくいのが特徴です。
準備するもの
・灰
手順
1. よく洗ったわらびを、バットなどに並べ、灰をまぶします。灰の量はひと握り程度、わらびが隠れるほどの量が適当です。
2. お湯を沸かし、わらびがひたひたになる程度に注ぎ、ひと晩置いておきます。その時わらびが浮き上がってしまう場合は、重石などをして浮き上がらないようにしてください。
3. バットの水を捨て、わらびを流水で洗い、再度きれいな水にさらします。
4. 水が透明になるまで水を何度か変えてあく抜きの完了です。水の入れた容器のまま保存してくださいね。
塩も重曹もなし。小麦粉で簡単!わらびのあく抜き方法
身近にある小麦粉を使ったあく抜き方法です。この方法だとすぐにあく抜きができるのでとっても便利!思い立ったらすぐにわらび料理が作れるので、このやり方を覚えておけばとっても重宝しますよ。
準備するもの
・小麦粉
・塩
手順
1. 大きめの鍋にたっぷりの水を加え、小麦粉と塩を加えて沸騰させます。分量は、水1リットルに対し、小麦粉が大さじ4杯、塩が小さじ1杯の割合です。
2. わらびを加え、弱火で数分程度ゆでます。
3. ゆでたわらびを冷水に10分程度浸してあく抜きの完了です!
まだ苦い…失敗しちゃう原因は?
重曹でアク抜きする場合は、お湯の温度が高すぎることと重曹の量が多すぎることが原因です。必ず火をとめて粗熱を取ってからわらびを加えること。また、重曹の量が多くなりすぎないよう計量スプーンなどで測って加えることが大切です。
しかし、逆に重曹の量が少なすぎると苦味が残ってしまいあくが抜けませんので注意してください。
失敗した場合の対処法
もういちどあく抜きをする
あく抜きに失敗してしまった時は、少々面倒ですがもう一度最初からチャレンジしてみましょう!その場合、あまり長く熱いお湯にわらびをつけていると食感が損なわれたり、溶けてしまう可能性があります。お湯の温度には充分気を付けてくださいね。
ちなみに、少しはあくが抜けたものの、ちょっとが足りないな……という場合は、水に1日つけておく方法がおすすめ。そうすれば手間なくあくが抜けますよ。その場合、途中何度か水を換えるとより充分にあくが抜けるのでおすすめです。
あくが気になりにくい調理法で食べる
もう一度あく抜きする時間がない場合や、ちょっと面倒な時は、あくが気になりにくい調理法で食べるのもおすすめです。例えば天ぷらにすれば、サクッとした食感と油の香ばしさがあいまって、あくは気にならないでしょう。他にもお肉などと一緒に甘辛く煮付けたものなどもおすすめです。せっかくのわらびですから、おいしくいただくのがいちばんですよね♪
わらびの保存方法・保存期限
あく抜きしたわらびを保存する方法は大きく分けて2通りあります。水に漬けたまま冷蔵保存するか、水気を完全にきって密閉できる袋にいれて冷凍するか。冷蔵は約1週間、冷凍はおよそ2~3カ月を目安に使い切りましょう。
冷蔵の場合は、水を毎日取り替えないと腐ってしまう恐れがあるので、やや手間がかかります。手間と鮮度を考慮すると、冷凍のほうがおすすめだといえるでしょう。
充分なアク抜きで絶品わらび料理を作ろう♪
いかがでしたか?普段使う野菜類と違って、アク抜きの必要なわらびは手間のかかるイメージがありますが、意外と簡単にできるものなのですね!スーパーに行けば水煮のものが手に入りますが、やはりイチから手をかけて作るおいしさは格別です。春しか味わえないおいしさをぜひお試しくださいね!