ついに始動、Apple Payの「nanaco」使い方・注意点まとめ。大型還元は11月
本日(10月21日)午前10時より、電子マネー「nanaco」がApple Payに対応。iPhoneやApple Watchでタッチ決済を利用できるようになりました。なお、同日よりイオンの電子マネー「WAON」もApple Payに対応しています。
なお、最初の注意点として、Apple Payのnanacoを利用するには、iPhoneがiOS 15以上である必要があります。事前にバージョンアップを済ませておきましょう。
既存のnanacoカードを取り込む方法
Apple Payのnanacoでは、虹色デザインのnanacoカードを残高・ポイントをそのままに取り込めます。虹色デザイン以外のnanacoカードは取り込めないため注意が必要です。
取り込む方法は、まずiPhoneの「WALLETアプリ」を開き、アプリ右上の「+」マークをタップします。
次の画面で「電子マネー」を、その次に「nanaco」をタップし、nanacoカードの裏面にある「nanaco番号」の下4桁と、自身の生年月日を入力。その次の画面でiPhoneと物理カードを重ね合わせることで、取り込みが完了します。
なお、一旦取り込むと、物理カードは利用できなくなります。
「nanacoアプリ」を使えば新規発行も可能
物理カードがなくても、iPhone上でnanacoカードを新規発行できます。その場合は「nanacoアプリ」をダウンロードし、表示に従うことでカードを新規発行できます。1つのApple IDあたり、最大8枚のnanacoカードを登録できます。
Apple Watchに取り込む方法
この方法はSuicaなどと同じで、iPhoneのApple Watchアプリから「ウォレット」をタップ。表示に従うことでApple Watchへ移行できます。
nanacoを2枚発行し、1枚はiPhoneに、もう1枚はApple Watchにといった使い方も可能です。
残高をチャージする方法
チャージは各種クレジットカードのほか、Apple Payに登録した決済手段、セブンイレブンのレジやセブン銀行ATM、nanacoチャージ機で現金でもチャージできます。
支払いに用いる方法
レジの前で店員に「nanacoで」と支払手段を店員に伝えたうえで、Face ID搭載機種ならiPhoneのサイドボタン(電源ボタン)を素早く2度押し、Touch ID搭載機種ならホームボタンを素早く2度押しします。その後「nanacoカード」を選択し、決済端末にかざすことで支払いが完了します。
支払い画面では電子マネー残高のほか、ポイント残高も表示されます。
なお、SuicaやPasmoのような「エクスプレスモード」には非対応。iPhoneを何も操作せずに、決済端末にかざすだけでは支払えないため、注意が必要です。
Androidからもnanacoカードを移行可能
Androidスマートフォンでnanacoを使っている場合、nanacoアプリを用いることで、残高やポイントをそのままにiPhoneへ移行できます。また、機種変更の場合もnanacoアプリから操作します。
セブンイレブンアプリと連携するとお得に
セブンイレブンアプリとnanacoカードを紐付ければ、レジ前でセブンイレブンアプリのバーコードを提示せずに、セブンイレブンアプリのバッジを貯めることができます。
残高不足のリマインダーも設定可能
残高が任意の金額を下回ると通知を出す「残高不足のリマインダー」にも対応します。こちらもiPhoneのウォレットアプリから設定できます。
大型還元は11月に実施予定
nanacoのApple Pay対応で期待されるのが「大型還元キャンペーン」です。
セブン・カードサービスのnanaco決済サービス担当者によると、当初はシステムの安定性を見極めるためスロースタートとし、11月時点で大型還元の実施を予定します。
なお、本日(10月21日)から11月30日まで、Apple Payのnanaco登録とアプリの紐付けで100円を還元する小型のキャンペーンを実施しています。