中国のネット上には日本に関するさまざまな情報が垂れ流されており、不正確な情報も多い。しかし、逆に「中国人にはとても信じられないような情報が、実は事実だった」ということもあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のネット上には日本に関するさまざまな情報が垂れ流されており、不正確な情報も多い。しかし、逆に「中国人にはとても信じられないような情報が、実は事実だった」ということもあるようだ。中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「日本に関する噂のうち、日本を訪れて初めて事実だと知ったこと」について議論するスレッドが立てられた。

 スレ主のこの問いかけに対し、日本を訪れたことのある中国人ユーザーから多くの回答が寄せられた。たとえば「日本のカップ麺にはフォークが入っていないこと」という意見が多く見られた。中国のカップ麺には必ず使い捨てのフォークが中に入っているので、多くの中国人はこの違いに驚くようだ。

 また、「日本の路上にはごみ箱がない」というのも噂で聞いたことがあったが、訪日して初めて「真実だと知って驚いた」との声も多かった。このため外出のたびに多くのごみを持ち帰る羽目になるという声もあったが、これは都市部のあちこちにごみ箱が設置されている中国とは大きな違いだ。

 また、「日本人は朝食で白米を食べる」ことを指摘する声もあった。中国では朝食としては白米はあまり一般的ではないようで、お粥や油条などの消化に良いものが好まれる。ましてや、朝からご飯を炊いて食べる習慣はないので信じられないようだ。

 さらに、「宅配便の配達で、事前の電話連絡がない」ことを紹介する人もいた。中国では配達員が受取人に電話をするのが普通であり、配達ボックスや別の場所に置く場合でもメールを送るので、何の連絡もなくいきなり配達に来ることに驚くのだろう。

 ほかにも「仕事中にプライベートの携帯電話を見る人がいない」、「80才の高齢者でも車を運転している」などを挙げる人もいたが、どれも中国ではあり得ないことで、実際に目にしてようやく信じられるという。日本人からすればごく普通のことでも、中国人からすれば驚きの事実は多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)