パソコン画面上のものはなんでも長さを測れる! 便利な定規ツール2本

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仕事や趣味によっては、画面上のさまざまなものの長さを測りたいことがある。
たとえばWebのデザイナーであれば、画像やボタンのピクセル値を測定するといった作業は、日常茶飯事だろう。

このようなときに、あると便利なのが「定規ツール」だ。
今回は、Windows用の2つの無料ツールを紹介しよう。


●オリジナルスキンも作成できる「A Ruler for Windows」
まず、1つ目は「A Ruler for Windows」だ。
起動すると、次のようなデザインの定規が表示される。


A Ruler for Windows


移動するには目盛りの書かれていない箇所をドラッグする。
目盛りをクリックすると、クリック位置の長さが赤色で表示される。
なお、目盛りの数値は「ピクセル」だ。

長さの調整やカスタマイズは、左下/右下に用意されているボタン類で行う。
たとえば、長さを調整するには□マークにマウスポインタを合わせて左右にドラッグする。また、定規の縦横の切り替え、スキンの変更なども可能だ。

右下の[?]をクリックすると、オプション画面が表示される。
[Edit Skins]をクリックすると、オリジナルのスキンを設定することも可能となっている。

測定できるのはピクセル値だけだが、画像を使ってオリジナルの定規を作れる点がユニークだ。


縦横切り替えもできる。



スキンを切り替えられる。



目盛りの表示位置も変更できる。



オプション設定の画面



オリジナルのスキンを作成することもできる。



●右クリックメニューで軽快に使えるJR Screen Ruler
「JR Screen Ruler」も、次のようにシンプルな外観を持つ定規ツールだ。
ドラッグすれば自由に移動できて、左上のスライダーをドラッグすればサイズを変更できる。


JR Screen Ruler


JR Screen Rulerの機能は、右クリックメニューとショートカットキーに集約されている。定規を右クリックするとメニューが開く。各コマンド右端に書かれている「F」や「M」がショートカットキーだ。

たとえば、右クリックメニューで[Flip]を選択すると縦横が切り替わる。もしくは[F]キーを押しても同様だ。単位の切り替えなどもショートカットキーでできるので、素早く操作したい人には便利だろう。


左上のスライダーをドラッグしてサイズを変更できる。



右クリックメニューで縦横切り替えや単位の切り替えが可能。



たとえば、右クリックメニューの[Flip]を選択するか[F]キーを押すと縦横が切り替わる。



一般には、画面上のものの長さを測ることはあまりないと思うが、急きょ、そういう場面が訪れないともかぎらない。今回紹介したようなツールの存在を覚えておけば、そのような状況でも慌てなくてすむだろう。

特にじゃまになるツールでもないので、どちらかをインストールして試してみてはいかがだろうか。

A Ruler for Windows
JR Screen Ruler


井上健語(フリーランスライター)