『夜の赤塚不二夫』(なりなれ社)

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単行本未収録の幻の赤塚作品をまとめた『夜の赤塚不二夫』(なりなれ社)が7月28日(水)に発売される。

メイン収録の『花ちゃん寝る』はスナックを舞台にした双子の姉妹の物語。
1986年末からの約半年間、大衆雑誌『話のチャンネル』に連載された作品で、「スナック」と「色恋」をテーマにした、下ネタ満載のギャグマンガだ。

性欲に異常にあざとい妹と、金欲に異常にあざとい姉は、毎晩店に訪れる客を言葉巧みに操り、互いの欲望を満たし、気ままな生活をおくっていく__。

また1970年〜90年代にかけて、赤塚が様々な雑誌・新聞に発表した大人向けの短編作品の中から、選りすぐりの17タイトルを『大人の赤塚不二夫』(幻の短編セレクション)としてまとめ、同時収録している。

「就職」「旅行」「レストラン」「パチンコ」「イレズミ」「異世界」「漫字」などなど、バラエティに富んだテーマや実験的作品に加え、「ウナギイヌ」や「ニャロメ」など往年の人気キャラクターを主人公に描いたスピンオフ作品や赤塚の生涯最後の読み切り短編『お正月ざんす』までを網羅した、レアな作品集となっている。

解説は、全日本スナック連盟・会長の玉袋筋太郎さん。ご自身の体験を交えながら、「スナック」と「赤塚作品」の魅力をたっぷり語っている。

知られざる ”お宝” 作品が満載の1冊、お手元で堪能してみては!

>>>収録作品を確認できる目次を見る(写真2点)

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