(株)てしお製菓(TDB企業コード:451014609、資本金2000万円、熊本県菊池郡大津町大林字上尾迫1058、代表宗幹博氏、従業員43名)は、6月2日に熊本地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は渡辺裕介弁護士(熊本県熊本市中央区京町2-2-37、渡辺綜合法律事務所、電話096-223-5523)。

 当社は2015年(平成27年)1月に設立した土産用菓子製造業者。くまモンの形をかたどったクッキーのほか、シフォンケーキ、サブレ、ゴーフレットなどを製造し、2018年10月期には年売上高約7億6700万円を計上した。

 しかしその後は、減収傾向を辿っていたなか、2020年に入ると新型コロナウイルス感染拡大の影響で観光シーズンの売り上げが激減し、2020年10月期の年売上高は約3億5000万円にダウン。大幅な赤字を余儀なくされた。新型コロナウイルス関連融資の活用などでしのいでいたが、コロナ収束の見通しが立たず、5月18日をもって事業を停止し同月31日に自己破産を申請していた。

 申請時の負債は約2億円。