Windows 95の新たな知られざるイースター・エッグを25年越しに発見

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MicrosoftがWindows 3.1の後継OSとして1995年に発売した「Windows 95」は、ユーザーインターフェースが刷新されたほか、インターネットにも標準対応しており、PCを一般家庭にも普及させた立役者としても知られています。そんなWindows 95に開発チームがこっそり隠していたイースター・エッグが、発売から25年の時を越えて新しく発見されました。

Windows 95 Easter egg discovered after being hidden for 25 years

https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/windows-95-easter-egg-discovered-after-being-hidden-for-25-years/

発見したのはWindows専門のハッカーで開発者のAlbacore氏。「イースター・エッグを見つけるのに遅すぎるということはありません。Windows 95・IE 4の 「Internet Mail」 に、これまで見たことのないイースター・エッグらしきものを発見しました」と報告しています。



イースター・エッグの出し方はこんな感じ。Windowsのスタートボタンを押し、「Program(プログラム)」から「Internet Mail」をクリックし、Microsoft Internet Mail and Newsを起動します。Microsoft Internet Mail and NewsはOutlook Expressの前身で、Internet Explorerに付属したメーラーです。



Microsoft Internet Mailの「Help」から「About Microsoft Internet Mail and News」を選択。



Internet Mailのバージョン情報が表示されるので、そのうちの「comctl32.dll」を強調表示させ、そのまま「MORTIMER」とキーボードで打ち込みます。



すると、バージョン情報のウィンドウが突然黒背景になり、赤い文字でスタッフロールが流れ始めました。IT系ニュースメディアのBleeping Computerによれば、このイースター・エッグはこれまで発見されたことがなく、25年越しに見つかったものだとのこと。



なお、Albacore氏はWindows NT 4.0のビルド1130〜1175で発見されたイースター・エッグも公開しています。これもWindows 95の開発スタッフの名前が流れるというものですが……



ビルド1175の次に利用可能なビルド1227では、イースター・エッグ自体は残っているもののスタッフロールの名前は一掃され、「開発者の名前が出ると思っていたでしょう。でも出ません。ありがとう、ありがとう……」と表示されるようになっていました。