足利市の山林火災は24日も燃え続け、午前6時30分ごろから消火活動が再開されています。

24日正午の時点で鎮火の見通しはたっていません。

足利市の両崖山で21日に発生した山林火災は、24日午前6時半過ぎに自衛隊のヘリコプターによる消火活動が始まり、午前7時すぎに消防隊による地上からの活動が始まりました。

足利市危機管理課によりますと、消防などが24時間体制で警戒していて、火の手は一時、ウメの名所「西渓園」まで50メートルに迫りましたが、現在は火の手はひいています。

これまでにけが人や住宅への被害は確認されていません。

避難勧告が周辺の住民に出されていて、午前8時現在、さいこうふれあいセンターに8世帯14人が避難しています。

避難場所の第2中学校に23日避難していた世帯は、全員が自宅に戻り、正午現在、避難者はいません。

付近にある第1中学校は休校、第2中学校は給食後に下校します。     

両崖山は標高251メートル、ハイキングなどで訪れる人も多い山です。

宇都宮地方気象台によりますと、火災が確認された21日は湿度が観測史上最も低い12%と乾燥した状態でした。