新型コロナウイルスの感染再拡大の兆候を早期に察知するため、無症状者を対象にした集団PCR検査が22日から栃木県内で初めて始まり宇都宮市で検査キットが配られました。

このモニタリング検査は新型コロナウイルス感染症の症状のない人に広くPCR検査を行うことで感染拡大の兆候をつかもうと国と県が初めて行うものです。

対象の地域は今年に入って2度目の緊急事態宣言が発出された11の都府県で、唯一宣言が解除されている栃木県で最初に始まりました。

検査に参加する人はスマートホンで専用のアプリをダウンロードして登録した後、自分自身で検体となる唾液を採取して検査機関に郵送します。

結果はアプリで通知され、陽性の疑いがある場合は県の受診・相談センターに連絡をし相談することになります。

検査キットの配布は22日、24日、25日の3日間行い、人通りの多い宇都宮市内中心部で300人の検体を集める予定です。

これに加えて宇都宮市内にある大学と専門学校の合わせて3つの協力機関でも300人分を検査します。