栃木県内の時短要請22日解除 外出自粛は継続
栃木県は19日、新型コロナウイルス感染防止対策で行っていた飲食店などへの営業時間の短縮要請を22日から解除すると発表しました。
県内の感染状況は新規の感染者数が減少したことに伴い県独自の警戒度を判断する7つの指標すべてで、上から2番目の感染厳重注意レベル以下に改善しました。
そのため、県は対策本部会議で今月21日までとしていた最も高い警戒度レベルの「特定警戒」を「感染厳重注意」に一段引き下げることを決めました
国の分科会が示す指標と照らし合わせても、すべての項目で目標としていたステージ2以下を達成したことから、飲食店などへ要請していた営業時間の短縮は22日から解除します。
そのうえで、来月7日までの2週間を「感染厳重注意」の対応期間として、引き続き県民に不要不急の外出を自粛するよう要請します。
また、劇場や映画館などの制限の協力要請については、これまで最大5千人までとしていた収容人数を1万人以下、収容率を50%以下に緩和します。
県立学校での部活動は平日は2時間以内、休日は3時間以内と通常通りに戻しますが、他の学校との練習試合は実施しないこととします。
県の施設は、工事中の日光霧降アイスアリーナを除き、すべての施設で22日以降、順次再開します。
一方、感染の再拡大を早期に察知するため、緊急事態宣言の対象地域から外れた栃木県と国で初めて実施する無症状者を対象にした集団PCR検査を今月22日、24日、25日の3日間行うことを発表しました。
協力団体への検査は1日1団体100人ほどを想定して3つの団体に対して行います。
そのほか宇都宮市を中心に検査キットの配布場所を設置し、訪れた人に検査を依頼します。
こちらも3日間で合わせて300人の検査を予定しています。
いずれも、唾液を採取後、民間検査機関に検体を送るということです。
このほか、変異株の対応についてですが、宇都宮市の県保健環境センターで選別検査の実施が可能となったことから、21日までの陽性の検体を対象に22日に行うということです。