米ホワイトハウスで新型コロナウイルスに関する定例会見に臨む米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長(2021年1月21日撮影)。(c)MANDEL NGAN / AFP

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【AFP=時事】米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)所長(80)は21日、ジョー・バイデン(Joe Biden)新政権の首席医療顧問として臨んだ初の記者会見で、反発を恐れず科学に集中できることへの「解放感」を口にした。

 ホワイトハウス(White House)の記者団からドナルド・トランプ(Donald Trump)前政権との違いについて聞かれたファウチ氏は、少し恥ずかしそうな表情になり、第一印象に基づいた「推定」が可能かは分からないと前置きをした上で、次のように答えた。「ただ、ほんの15分ほど前、大統領と一緒にいた時に一つ、非常に明白だったことがある。それは、私たちがこれから行うことの一つは、完全に透明かつオープンで正直でいることだという点だ」

「もし物事がうまくいかなければ、誰かを非難するのではなく問題を修正し、あらゆることを科学と根拠に基づいて行うようにすることだ」

 ファウチ氏はさらに「過去を蒸し返したくはないが、ヒドロキシクロロキンなどについて言われていたことは(中略)科学的な事実に基づいておらず、本当に不快だった」と発言。大統領に反論しなければならないのは喜ばしいことではなかったとして、「何の反発も招かずに何かを口にできるとは、とうてい思えなかった」と述べた。

 そして、「ここに来て自分の知っていることを話せること、どんな根拠があるのか、科学の何たるかを説明でき、科学に語らせるだけでいいと知っているということ。それには、何だか解放感を覚える」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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