1月12日放送の『この差って何ですか?』(TBS系)にて、大手牛丼チェーン「吉野家」と「松屋」の差や、まかないメニューなどアレンジレシピを紹介した。

番組では、ライバル牛丼チェーンである吉野家と松屋がテレビ初共演し、両店の違いを紹介。

1899年に日本橋の魚河岸に誕生した、元祖牛丼チェーンの吉野家。そこから築地の魚市場に移転し評判となり、毎日のように足を運び牛丼を食べていたのが松屋の創業者で現会長の瓦葺利夫だったという。

松屋は、元々“中華飯店松屋”という中華料理店を2年営業していたが、吉野家牛丼に感動し、牛めし店に方向転換。創業当初から牛めしだけでなく定食も販売しており、「みんなの食卓でありたい」という理念から、店内では牛めしに味噌汁が無料で付くサービスを実施。松屋のロゴマークの丸いオレンジ色がおぼん、青が牛めし、黄色が味噌汁を表している。

松屋は全国同じ味を徹底!吉野家は老舗店ほど旨味が増す

肉の部位は両店とも同じショートプレート(牛のアバラの一部)を使用。

しかし、スタジオで食べ比べた感想では、

吉野家の方が肉が細かく、松屋の方が肉が大きい
吉野家は脂が細かくほぐれていて、松屋は脂身が残されていて肉肉しい
・甘さを感じるのが吉野家で、肉を感じるのが松屋

といった意見があった。

肉の厚さに関しても、吉野家牛丼で一番美味しく感じる厚さ1.3mm。松屋は1.15mm〜1.3mmだが、食べ比べて1.3mmより薄い肉のように感じない、といった感想も。

松屋は、新人からベテランまで同じように盛り付けられるよう、おたまを工夫したり、煮込む肉と玉ねぎの量も厳密に決められており、全国どの店で食べても同じ味になるよう徹底されている。

また、松屋はプリンスホテルやパリのレストラン、和食料理店など一流店で腕をふるっていた料理人3人が本社のテストキッチンでメニューを開発。タレの味はここ20年で30回以上改良を重ねているという。

一方、吉野家のタレのレシピは一部の社員しか知らない企業秘密。工場で作られたタレが各店舗に送られるが、吉野家のタレは店舗で継ぎ足していくスタイルのため、店舗ごとに味が異なっている。国内1199店舗の中で最も美味しいと噂になっているのは東京の有楽町店。43年前にオープンし、来客数も全店舗の中で一番多い1日平均1600人以上。肉と玉ねぎを煮る回数が多いため、日本一旨味が溶け出したタレとなっているのだ。

また、肉のふわふわ感を感じたいなら、吉野家新宿南口店。店長の田中久士さんは、従業員が参加する肉盛り大会2019年度の優勝者のため、吉野家で一番肉がふわっとタレもまんべんなくかかった牛丼を盛り付けてもらえる。

オススメの手軽なアレンジレシピも!

従業員がオススメする簡単にできるアレンジレシピも紹介した。

吉野家
・従業員に大人気のまかないメニュー「おしんこ月見つゆ抜き牛丼
牛丼つゆ抜き(並)、お新香、生卵を注文。牛丼の上にお新香、卵の黄身をのせ完成!

・「アボチー牛丼
牛丼(並)とトッピングにチーズ、サイドメニューのエビアボカドサラダを注文。サラダのアボカドだけをチーズ牛丼にのせ完成。

<松屋>
・追加料金無し!「ボンバースペシャル」
牛めしに黒胡麻焙煎七味と卓上にあるフレンチドレッシングをかけ、完成。

・松屋マニア考案!SNSでバズった「岩倉スペシャル」
牛めしと生卵を注文。生卵に七味と卓上にある焼肉のタレを2周半回し入れてかき混ぜ、牛めしにかけて完成。

また、吉野家の肉はアメリカからマイナス18℃以下の冷凍状態で輸入し、14日間じっくり期間を設けて熟成解凍することで、アミノ酸が増加し肉の旨味を最大限に引き出す。2014年からこの解凍方法を採用し、吉野家牛丼の味が格段に上がったなど、肉の扱い方の差なども紹介した。

この放送に、

・ライバル会社同士が共演するの好き
・僕は牛丼吉野家でそれ以外は松屋派
牛丼好きとして、牛丼チェーンの違いを語ると 吉野家→シンプルな牛丼の味を突き詰めました すき家→色んな牛丼の種類を楽しめるようにしました 松屋→卓上調味料で自分好みに牛丼カスタムできます
吉野家と松屋とすき家の牛丼のはしごでもしてみようかな?

牛丼好きからの反響があがっている。

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