ギレルモ・デル・トロ新作、撮影終了!2021年12月公開
『シェイプ・オブ・ウォーター』(2018)に続くギレルモ・デル・トロ監督の新作映画『 ナイトメア・アレイ(原題) / Nightmare Alley』の撮影が終了し、2021年12月に公開予定であることを、デル・トロ監督が自ら、同作を製作するサーチライト・ピクチャーズの公式Twitterを通じて報告した。
群像劇映画の古典『グランド・ホテル』で知られるエドマンド・グールディング監督による『悪魔の往く町』(1947)の原作となった、ウィリアム・リンゼイ・グレシャムによる古典小説を、デル・トロ監督が再び映画化する本作。撮影は今年1月にスタートしていたが、新型コロナウイルスの影響を受けて中断。9月から撮影を再開し、およそ1年をかけて終了へとこぎつけたことになる。
主演を務めるのは、『アリー/スター誕生』などのブラッドリー・クーパー。そのほかのキャストに、ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、デヴィッド・ストラザーンなど実力派が集結している。オリジナル映画では、見せ物小屋で働く野心にあふれる男が、偽読心術師の夫婦と出会ったことで体験する成功と挫折が描かれた。
12月公開ということは、同年度のアカデミー賞候補入りを見据えていると見られ、第90回アカデミー賞で作品賞・監督賞を含む最多4冠に輝いた『シェイプ・オブ・ウォーター』に続いて、賞レースを騒がせる一本になることが期待される。(編集部・入倉功一)