ショーン・メンデス、念願叶ってついにジャスティン・ビーバーとコラボ

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カナダ出身の2大シンガー、ショーン・メンデスとジャスティン・ビーバーが待望のコラボ曲『Monster』をリリースした。ソウルフルな歌声とリアルな歌詞が早くも人々の心をとらえているが、ショーンにとっては今回のコラボを通じてジャスティンとの絆が深まったことが何よりの収穫だったようだ。

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ともにカナダ・オンタリオ州の出身でデビューのきっかけはYouTube。そんな共通点を持つショーン・メンデス(22)とジャスティン・ビーバー(26)が米時間20日、待望のコラボ曲『Monster』をリリースした。

ショーンはこのほど『V MAN』2020冬/2021春号で英出身大御所ミュージシャンのエルトン・ジョンと対談しており、その中で同郷の先輩ジャスティンの存在や彼との関係について赤裸々に明かしている。

「ジャスティンと僕は長い間、親しいと言える関係ではありませんでした。9歳の頃の僕にとってジャスティンは“マイケル・ジャクソン”、僕の全てでした。誰もが彼のことを話題にし、彼のように歌ったり踊ったりできるようになりたいと憧れていたんです。僕が歌い始めたのも彼にインスピレーションをもらったからです。」

前髪を厚めに下ろした“モップヘア”をトレードマークに、甘い歌声で世の女子達をトリコにしていた当時のジャスティンへの憧れをそう語ったショーン。そんなジャスティンの背中を追いかけながらキャリアを積む中で、いつしか自身も周囲から憧れられる存在へと成長した。カナダを代表する若手ミュージシャンとしてジャスティンと比較されるまでになったショーンだが、そんな彼との距離がグッと縮まったのは今回の『Monster』でのコラボだったという。

ショーンが「かなり前に書いた」という同曲は、セレブを憧れの対象として崇める一方で、実は彼らが失脚していく様子を喜んでいる―そんな社会の風潮に苦悩する心境を歌ったものだ。若くしてスターダムを駆け上がったセレブの胸のうちを綴った同曲のコラボ相手にショーンはジャスティンを選んだのだが、その時の様子をショーンはエルトンにこう打ち明けている。

「ジャスティンに電話をして『すごく思い入れのある特別な曲があって。もし君もこの曲に何か響くものを感じてくれて、リアルなものを作りたいって思ってくれるなら、曲作りに参加してほしい』って伝えたんです。」

ショーンの思いに賛同したジャスティンが、このオファーを快諾。ついにショーン&ジャスティンという夢のようなコラボが実現したのだった。世間が作り上げるイメージとのギャップや成功と挫折、失敗すればゲームオーバーというプレッシャー…これまでともに経験してきたリアルな心情を歌で表現するという共同作業を通じて、どうやら互いの絆が深まったようである。ショーンは同曲が「(自分の音楽で)人にインスピレーションを与える」という本来の目的以外に「かつては存在することのなかった、新たな友情をもたらしてくれた」とエルトンに明かした。

米時間20日に解禁となった『Monster』MVは、すでに1700万回以上の再生回数を記録しており、

「リアルな歌詞が泣ける」
「2人の美しい歌声に聞き惚れちゃう」
「カナダ人であることが誇りに思える最強のコラボ!」

などポジティブなコメントが多数寄せられている。

『Monster』は自身4作目となるショーン・メンデスのアルバム『Wonder』に収録されており、来月4日にリリースされる予定とのことだ。

画像2、3枚目は『Shawn Mendes 2020年11月20日付Instagram、2020年11月19日付Instagram「Thank you @vman @eltonjohn」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)