「マッドマックス 怒りのデスロード」撮影中の確執

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シャーリーズ・セロンとトム・ハーディが、映画「マッドマックス/怒りのデス・ロード」撮影中の確執について語った。同2015年作の撮影現場で「自らを守るために、壁を張り巡らせて」いたと、2人はその当時を振り返っている。

「いま思うと、メル・ギブソンの後任を務めるってことはどんな気分なのかを真に理解するほどの思いやりが私にはなかったのね。怖いことよね!私も怖かったから、お互いに『あなたにとって怖いことだし、それは私も一緒。だから、お互いに優しくしましょう』って言う代わりに、自分を守るために壁を張り巡らせていたのね。ある意味、それは私達の役柄と同じ。全てはサバイバルだった」とシャーリーズは、ニューヨーク・タイムズ紙に語る。

一方トムは、お互いプレッシャーに圧倒されていたと認め、「後から考えると、いろんな意味で、僕の能力を超えていたんだろう。時に僕たちは、プレッシャーに負けそうになっていた。彼女が僕の中に求めていたのは、恐らく、より優れた経験のあるパートナーだったんだろうね。でも、そのふりをするなんて無理だ。年を取り、醜くなった今の自分なら、うまくこなせると思いたいけどね。多くのディテールを把握しなければならなかったし、それぞれの新しいシチュエーションで、僕らが口出し出来ることはほぼなかった、それに撮影はどんどんと進んでいったんだ。完成にこぎつけるには、小さなシーンが沢山必要だった。だから、速く進んでいったし、時にはその重圧に押しつぶされそうになった。最終的には、全てがうまくまとまるって信じるしかなかったんだ」と話した。