新型コロナ拡大に伴うサプライチェーンの寸断で、資金回収困難に 松本設計事務所(岡山)が破産申請へ
合同会社松本設計事務所(TDB企業コード:966077171、資本金10万円、岡山県岡山市南区福浜町1-1、代表松本浩次氏、従業員4名)は、4月30日までに事業を停止し、債務整理を金森将也弁護士(愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング25階 リージャスビジネスセンター内、弁護士法人金森総合法律事務所、電話052-526-7555)に一任、自己破産申請の準備に入った。
当社は、2010年(平成22年)4月に設立された建築設計・施工業者。岡山県内を営業エリアに一般戸建住宅を主体に、集合住宅、店舗、保育園などの建築を手がけてきた。バリ島(インドネシア)から直輸入した建材を使用した住宅やカフェを建設するなど差別化を図り、2018年3月期には年売上高約2億9400万円を計上していた。
しかし、外注依存度が高く収益性は乏しい状況の中で不良債権が発生し、財務内容は債務超過に陥っていた。厳しい資金繰りが続くなか、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うサプライチェーンの寸断で、建築中の案件において資材が入らずに予定どおりに建物の完成、資金の回収ができず、仕入先への支払いが困難となり、事業の継続を断念した。
負債は2019年3月期末時点で約2億3100万円。
なお、岡山県内で新型コロナウイルス感染症に関連した倒産は2件目。
しかし、外注依存度が高く収益性は乏しい状況の中で不良債権が発生し、財務内容は債務超過に陥っていた。厳しい資金繰りが続くなか、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うサプライチェーンの寸断で、建築中の案件において資材が入らずに予定どおりに建物の完成、資金の回収ができず、仕入先への支払いが困難となり、事業の継続を断念した。
負債は2019年3月期末時点で約2億3100万円。
なお、岡山県内で新型コロナウイルス感染症に関連した倒産は2件目。