iPhone 8/8 Plus、ひっそり販売終了。新iPhone SEのAppleCare+は旧モデルより大幅安に
iPhone SE第2世代の発表にともなって、アップルのオンラインストアからiPhone 8およびiPhone 8 Plusの姿がひっそりと消えました。アップルは数年前までは、新モデルが発表されると既存モデルの価格を下げ、しばらくは新モデルとの併売を行ってきました。が、2018年にはiPhone Xがたった1年で販売終了となり、2019年にはiPhone 7およびiPhone XS/XS Maxが終了となっています。

テック系ブロガーのRene Ritchie氏いわく、iPhone 8 Plusに関しては、当面は一部の小売店から入手できるとのことです。同デバイスはサイズ的にも重複するiPhoneモデルが他にないため、順当な落とし所とも思われます。

とはいえ、アップル公式オンラインストアでiPhone 8が新型Phone SEに置き換えられた一方で、iPhone 8 Plusの位置は空白のままです。これは新型iPhone SEと並行して噂されていた、より大型のiPhone SE2 Plus(仮)が登場する可能性を示唆しているのかもしれません。

また、新型iPhone SEはiPhone 8より低価格に抑えられていますが、実はAppleCare+の料金もiPhone 8や旧iPhone SEよりお安く設定されていることが明らかとなりました。

AppleCare+とは、新しいアップル製品の購入時、または30日以内に追加料金を支払って、故障した際の修理費用を軽減する2年間の延長保証を追加できる有料サービスのこと。2年一括払いのほか、月払いプランや盗難・紛失プランも用意されています。

さて、新型iPhone SE用の2年一括払いプランは8800円(税別、以下同じ)。これに対して旧iPhone SEは1万2800円、iPhone 8は1万4800円であり、4〜6000円もの値下げとなります。

つまり新型iPhoneは本体だけでお値頃感がある上に、延長保証を含めるとさらにお得感が増すことになるわけです。新型コロナウイルスの感染拡大が今なお続き、世界各国でのスマートフォン需要も落ち込みが懸念されているなかで、アップルが廉価を武器として市場の活性化を図る意図もありそうです。