マンUが男気、中断中も3000人超従業員の給与を保証「スタッフの負担を軽減したい」
仕事がなくなったスタジアムスタッフの給与を保証
海外サッカー、イングランド・プレミアリーグは新型コロナウイルスの影響で4月30日まで中断が決まった。そんな中で選手だけでなく、スタジアムで働く従業員にとっては仕事がなくなり、死活問題となっている。そこでマンチェスター・ユナイテッドが一肌脱いだ。再開までの従業員の給料を保証する事を決定した。英公共放送BBCが報じている。
英国でも拡大の一途をたどる新型コロナウイルス。リーグが中断を余儀なくされている中で、マンUが男気を見せた。BBCは「新型コロナウイルス:マンチェスター・ユナイテッド、スタジアムの臨時スタッフへの給与支払い続ける」の見出しで報じている。
記事では、イングランドサッカー協会は4月30日までのプレミア・リーグ中断を既に発表して事に触れた上で、「マンチェスター・ユナイテッドはこれによってスタッフへの給与に影響が及ぶことはないと言っている」とマンUの行いを紹介している。
「もしプレミア・リーグが再開となった場合、本拠地オールドトラフォードでは4試合が行われるが、それはつまり、3000人以上のスタッフの雇用と100万ポンド(約1億2800万円)の人件費が必要になることを意味する。この給与の支払いに関して、クラブ側は中断期間中の給与支払いも別の日程で再調整するとしている」
1か月以上の中断期間中のスタッフの給与も保証するという。クラブは「この善意の取り組みは、経済的に不安定な状況に直面している臨時スタッフの負担を軽減したいというクラブの情熱を示すものです。そして、彼らは試合におけるサポーターへのサービスで重要な役割を果たす存在であると認識しています」と声明も発している。
リーグはリバプールが独走。マンUは5位と苦戦しているが、スタッフを思いやった見事な対応が注目を浴びている。(THE ANSWER編集部)