八村塁【写真:AP】

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オールスター・ウィークエンドの若手対抗戦に日本人初選出

 米プロバスケットボール(NBA)は31日(日本時間2月1日)、2月14日〜16日(同15日〜17日)のオールスター・ウィークエンドに行われる、若手のオールスター「ライジング・スターズ・チャレンジ」に出場するメンバーを発表。ウィザーズの八村塁も選出された。

 日本人初の1巡目指名ルーキーがまたしても快挙達成だ。若手のオールスターとされるライジング・スターズ・チャレンジに、日本人として初めて選ばれた。

 ライジング・スターズ・チャレンジは、ルーキーと2年目の選手が「米国選抜」と「世界選抜」とに分かれて戦う対抗戦。八村は「世界選抜」10人の一員として出場する予定だ。12月16日のピストンズ戦で負傷して以来、22試合連続で欠場中の八村。離脱前まではNBAデビューシーズンで開幕から全試合に出場し、1試合平均13.9得点、5.8リバウンド、1.6アシストを記録するなど、印象的なパフォーマンスを披露していた。

 ウィザーズのスコット・ブルックスHCは30日(同31日)のホーネッツ戦前に、1日(同2日)のネッツ戦での復帰可能性が「非常に高い」と語っていたが、ウィザーズ公式ツイッターが31日(同1日)の練習後に投稿した動画では、八村の復帰について「今日も良い練習をした。どうなるか見てみよう。(復帰を)期待しているが、まだわからない。今日は間違いなく良い練習だった。復帰まであとほんのわずかなところまで来ている。明日復帰できなくても、次の日に復帰できるだろう。我々は焦っていない。彼が戻ってきてくれることは素晴らしいが、まだ分からない」と明言を避けた。

 ウィザーズからは、2年目のドイツ人、モリツ・ワグナーも「世界選抜」の一員に選出。八村と同じく負傷により長期離脱中だが、3日(同4日)のウォリアーズ戦で復帰できる可能性もあり、回復は順調に進んでいるようだ。その他には、2019年ドラフト全体1位指名を受けたザイオン・ウィリアムソン、八村と大学時代チームメートだったブランドン・クラーク、最優秀新人賞最有力候補のジャ・モラントなどが選出された。

ライジング・スターズ・チャレンジ出場選手一覧

【世界選抜】

ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
ジョシュ・オコーギー(ティンバーウルブス)
ディアンドレ・エイトン(サンズ)
モリツ・ワグナー(ウィザーズ)
RJ・バレット(ニックス)
ブランドン・クラーク(グリズリーズ)
シェイ・ギルジャス アレクサンダー(サンダー)
八村塁(ウィザーズ)
ニキール・アレキサンダー・ウォーカー(ペリカンズ)
シヴィアトスラフ・ミキャリック(ピストンズ)

【米国選抜】

トレイ・ヤング(ホークス)
デボンテ・グラハム(ホーネッツ)
タイラー・ヘロ(ヒート)
ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ)
ジャ・モラント(グリズリーズ)
ケンドリック・ナン(ヒート)
エリック・パスカル(ウォリアーズ)
マイルズ・ブリッジズ(ホーネッツ)
PJ・ワシントン(ホーネッツ)
ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ)※

※ザイオンは怪我のため欠場したウェンデル・カーターJr.(ブルズ)の代替出場(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)