【ファンキー通信】飛行機に乗らずにマイルを貯める、陸マイラーって?

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 ちょいと昔に流行った陸(おか)サーファーってご存じですか? 砂浜で小粋にサーフボードを抱え、サーファーを気取るものの、肝心の沖には出ない人たちのことです。ようはカッコつけってやつですね。で、最近になってよく聞く言葉に、その陸サーファーを思い出させるものがあるんです。その名も「陸(おか)マイラー」。ね? 言葉の響きが似ているでしょ。

 では、陸マイラーってなによ? というわけで調べてみると、「航空会社と提携したクレジットカードを利用することで飛行機に乗らずにポイントを貯め、航空券を手に入れる人々」の呼称なんだそう。そもそもマイレージとは、飛行機の距離数に応じて「マイル」と呼ばれるポイントが付加され、航空券やクーポン券をもらえるサービスのこと。航空券をゲットできるくらいにマイルを貯められるのは、世界を飛び回るビジネスマンやバカンス好きのセレブなど、一部の人だけだと思っていた人も多いのでは? 確かに飛行機の距離数でマイルをゲットしていくのは、あたしらパンピーには難しいかも。

 だったら飛行機に乗らなくてもマイルを集めよう、ということで陸マイラーが登場したわけだ。仕組みは簡単。まずは、航空会社と提携しているカードに入会する。そしてカードを使う。基本的にはそれだけなのだ。仮にアジアの主要都市の航空券をゲットするとしたら、およそ20000マイルが必要。あなたが100円で2ポイントのマイルが付くクレジットカードを利用すると・・・なんと1ヶ月約8万円分のクレジットカードを1年間使わなくてはいけない。そんなに使えないよ・・・なんて、あきらめてはいけません。「家族カード」を発行して家族みんなで使えばいいのだ。貯まったポイントは、もちろん家族での合算なので、マイル獲得の近道となる。それに今の時代、なんだってカードで払えると言っても過言ではない。携帯代、外食代に光熱費、そしてなんと税金だって支払えるのだ。そして支払い方法を一括にすれば、手数料はかからない。どうせ同じ現金を使うなら、マイルを貯めて海外旅行に行きたくありません?

 飛行機に乗らなくても、マイルは貯まる。うまく活用すれば、1年に1回、憧れの海外旅行も夢ではない! かも。(平田桃子/verb)