マイナーリーグの禁止薬物リストから大麻が外されることが決定した【写真:Getty Images】

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MLBとMLB選手会は禁止薬物の取り決めを議論

 MLBとMLB選手会は禁止薬物の取り決めを議論しているが、マイナーリーグの禁止薬物リストから大麻が外されることが決定した。米メディアが伝えている。

 米ヤフースポーツは「MLBはマイナーリーグの禁止薬物リストから大麻を外すことにした」と見出しを付け報じた。記事では「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が「MLBとMLB選手会がオピオイド系薬物のトリートメント・プログラムについて合意した話し合いのなかで、MLBは、大麻をマイナーリーグの禁止薬物リストから外すことも決定した」と紹介している。

 これまでメジャーリーグの選手には大麻の検査は行われていなかったが、マイナーリーグの選手には検査が行われていた。医療大麻の使用はほとんどの州で合法になってきたが、連邦レベルではいまだに違法であり州により異なっていたのが現状。

 大麻については医療目的で使用する選手たちもいるため「オピオイド系薬物のトリートメント・プログラムとともに、この決定で助けが必要な選手たちが、助けを求めることをためらわないようになることを望んでいる」と、伝えている。

 禁止薬物についての取り決めについては、エンゼルスのタイラー・スカッグス投手が医療用麻薬オピオイド系薬物やアルコールなどの摂取後に嘔吐物で窒息死したことを受け、議論されてきた。すでに新たな取り決めでオピオイドを使用する選手に罰則を与えるのではなく、更生プログラムが導入されることになっている。(Full-Count編集部)