この部屋、事故物件なんです――

何が起きるかわからない事故物件、そんな部屋に住んだ男性のエピソードを描いた漫画がツイッターで注目を集めている。

作者は「天杖のアルワンド」「INPWEAR CODE」などの作品で知られる漫画家の池田恵介(@pontarounosuke)さん。「引っ越しと地縛霊」をお題として2019年11月30日、ツイッターで作品を紹介した。

物語は主人公が上京してから住んでいる部屋を引っ越すため、荷造りをしているシーンから始まる。実はこの部屋、「超曰く付き物件」とのことでなんと家賃は0円。普通なら尻込みしてしまいそうな部屋だが、東京で夢を叶えるため決死の覚悟で住むことに決めたそうだ。

しかし、いざ住んでみると想像していたのと違ったようで...。

「何で現れないんだ!」「何で見えないのよ!」


池田恵介(@pontarounosuke)さんのツイートより

引っ越し間際の主人公。しかし、思い返すと事故物件のはずなのに一度もこの部屋で幽霊を見たことがなかった。


池田恵介さんのツイートより

折角決死の覚悟で住むことに決めたのに、一向に幽霊が現われない...。

「いざ現れないとなるとその覚悟を一笑に付されたような気がするというか 単に話のネタとしてパンチに欠けるというか」


そこにいるぞ...(池田恵介さんのツイートより)

と、過ぎ去りし日々を振り返る主人公。耐え切れなくなって思わず、


池田恵介さんのツイートより

「何で現れないんだ!!!」

と、思いを口にしてしまった。

しかし、ここはなんと言ってもウワサの事故物件。実は幽霊たちは散々アプローチをしているのだが、主人公が鈍感すぎるのか全く気付かなかったというわけだ。そんな主人公に対して、


池田恵介さんのツイートより

「何で見えないのよ!!!」

と、率直な思いを口にしているが、これも主人公には届かない...。

事故物件をものともしないある意味無敵な主人公。このエピソードにはツイッターでこんな反応が。

「霊感ゼロだった」
「どっちもどんまいって思うの初めてです」
「霊感無いやつは死ぬほど幽霊想像してビビってるのに、実際霊感無いから死ぬほど無害なんじゃないかと思わせる漫画でした!私も超ビビりなのに、超幽霊見たことないw」

なかなか巡り会えない両者に続きが気になってしまった人も多かったよう。最新話は池田さんのツイッターで更新予定とのことで、ぜひチェックしてみてほしい。