香港国際空港を拠点とする、香港のフラッグ・キャリア、キャセイパシフィック航空。日本7都市から香港へ毎日20便以上を運航しており、香港乗り継ぎでアジアやヨーロッパの各都市へアクセスできます。

さて、国際線の楽しみといえば、各エアラインごと特色のある機内食ではないでしょうか。

今回、2019年10月に中部国際空港から香港国際空港までのCX539便と、香港国際空港からミラノ・マルペンサ空港までのCX233便、そして、2019年11月にミラノ・マルペンサ空港から香港国際空港までのCX234便と、香港国際空港から中部国際空港までのCX536便に搭乗してきました。

本記事ではそのフライトで実際に食べた機内食(エコノミークラス)をご紹介します。

・中部国際空港→香港国際空港(CX539)

中部国際空港を16時台に飛び立ったCX539便で食べた機内食がこちら。シーフードカレーとご飯、鴨ロースのようなものが乗ったサラダ、パン、バター。

食後にはアイスクリーム(ハーゲンダッツのバニラ)が出ました。

・香港国際空港→ミラノ・マルペンサ空港(CX233)

深夜に香港国際空港を飛び立ったCX233便では、豚肉の蒸し煮にカイラン(アブラナ科の緑黄色野菜)を添えたメイン、ジャスミンライス、スモークサーモン付きロシアンサラダ、パン、バター、ミニ板チョコ、アイスクリーム(MOVENPICKのチョコレート)。

メインはほかに「チキンのレモン&トマト蒸し煮、グリーンピースと人参、マッシュポテト添え」も選べました。

深夜ということもあり、食事が終わると早々に機内の照明が落とされました。筆者は頼みませんでしたが、夕食後にリクエストすればカップヌードルやスナックもいただけるようです。

数時間後に提供された朝食がこちら。メインはほうれん草とトマトのキッシュとニュルンベルクソーセージ、焼いたトマトとスライスマッシュルーム添えで、季節の果物、フルーツヨーグルト、パン、バター、ジャムが付いています。

個人的には、その前に食べた夕食よりも断然こちらの朝食の方がおいしいと感じました。

・ミラノ・マルペンサ空港→香港国際空港(CX234)

ミラノ・マルペンサ空港を正午近くに飛び立ったCX234便では、まずランチが提供されました。

メインは豚肉の蒸し煮にブロッコリーとジャスミンライスを添えたもの。この豚肉は「Wuxi style」と書かれており、どんな味か分からず頼んだのですが、かなり甘いタレでした。

付け合わせはブルグル(コムギの挽き割り)をトマト味にしたサラダにチキン一切れ、パン、バター、ミニ板チョコ。

そのほか、メインは「ラザニア・マリナーラ・モルネーソースがけ」または「鶏胸肉のハーブバター、クリーミーポテトマッシュと焼き野菜」も選べました。

食後にはやっぱりアイスクリームが出てきます(MOVENPICKのバニラ)。

朝食のメインはトマトとズッキーニのフリッタータ(卵料理)、ニュルンベルクソーセージ、マッシュルーム、ローストポテトで、季節の果物、フルーツヨーグルト、パン、バター、ジャムが付いています。

メインはほかに「上海ヌードルとチキン」も選べました。

・香港国際空港→中部国際空港(CX536)

香港国際空港からセントレアへ向かうCX536便で出された機内食は、魚のフライにこってりめのソースがかかったものと椎茸や野菜の付け合わせ、ご飯、お蕎麦、パン、バター。

日本へ帰る便の機内食たまにこういう組み合わがありますが、ご飯+麺+パンの主食トリオはさすがに重いですね。主食はこんなに要らないので、もう少し野菜が増えると嬉しいなと思います。

デザートのアイスクリーム(ハーゲンダッツのチョコレート)。毎回アイスクリームが提供されるので、アイスクリーム好きの方にはキャセイはおすすめです。

キャセイパシフィック航空の機内食の全体的な感想ですが、香港の航空会社ではあるものの料理は特に香港らしさを全面に出したものではなく、夕食や昼食よりも朝食の方がおいしかったです。

機内食としては「特別においしい!」とは言えないので、機内食を目当てに乗る飛行機ではないと思いますが、キャセイパシフィック航空は運航路線の豊富さやお手頃な航空券料金などバランスが良く、口コミでの評判もまずまずなのも納得です。

また、キャセイパシフィック航空では、ヒンズー式菜食 / インド式菜食、ベビーミール、チャイルドミール、低カロリー食、フルーツプレート食などのスペシャルミールにも対応しています。

スペシャルミールの予約は利用フライトの出発24時間前までに済ませるようにしましょう。

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